約半数の飼い主が「犬猫の高額治療費支払えない」。猫の多頭飼育に関する調査を実施
東京ウォーカー(全国版)

8月8日は国際動物福祉基金が定める「世界猫の日」。猫の福祉や、人と猫の関係について考える日とされている。この日にちなみ、ペット保険相談サービス「MOFFME(モフミー)」を運営する株式会社Wizleapは、猫の多頭飼いや、猫と犬を多頭飼いしている人を対象に、その実態調査を実施。猫の飼育頭数について聞いたところ、「2匹」という回答が最も多く、最多飼育頭数は「12匹」。また、犬や猫の高額治療費(150~200万円を想定)が必要になった場合、「問題なく支払える」と回答したのはわずか12.2%で、47%の飼い主が「高額だと支払えない」と答えた。
猫の迎え先「保護や譲り受け」が6割超

猫の飼育頭数を「2匹」と回答した人は50.2%。「1匹」(21.0%)、「3匹」(17.2%)と続く。4.7%が「5匹以上」と回答しており、そのうち飼育頭数が最も多かったのは「12匹」だった。

「『猫』のお迎え先はどちらでしたか?」という質問に対して、最も多かった回答は「保護や譲り受け」(64.8%)で、「ペットショップ」(25.4%)や「ブリーダー」(9.8%)を大きく上回る結果に。

2匹目以降の「お迎えの間隔」として最も多かったのは「3年以内」で35.0%。次いで「同じ日にお迎えした」は17.1%で、0匹からいっきに多頭飼いになった人もいた。

「犬や猫が心臓病になった際の手術・治療費150〜200万円が必要になってしまった場合」を例に、最も近い状況を聞いたところ、「高額だと支払えない」と回答した人が47%と最も多く、「生活に支障が出る」と回答した人は40.8%、「問題なく支払える」と答えたのは12.2%という結果に。高額治療費が必要になった際の対策ができていない人が多いことがわかった。

ペット保険の加入率については、同社が過去に行った調査よりも低い40.8%だった。多頭飼いだと、保険料を複数支払う必要があることなどが、加入のハードルになっているという。
「ペットのケガや病気は突然起こる」
今回の調査について担当者に話を聞いた。
「(今回の調査の狙いは?)普段MOFFMEに保険相談をしてくださる飼い主さまのお声として多い『多頭飼い』について調査を実施いたしました。実際どれくらい多頭飼いをされているのかということ、また、多頭飼いの場合『ペット保険』に全員加入させるというのが、かなりのハードルになるのではないかと思い、医療費・ペット保険の加入率も調査しました」
「(多頭飼いする際に気をつけるべきポイントは?)多頭飼いをしている飼い主さまからよくご相談いただくのが、『医療費の負担が大きい』ということです。当たり前のことですが、飼育頭数が増えるほど、医療費は高くなります。ペットのケガや病気は突然起こり、若くても大きな病気になる可能性も十分にございます。お迎えする際は、飼育費用に医療費を含めて考えていただくと、安心して猫ちゃんと幸せな日々を過ごせるのではないかと思います」
「また、ペット保険についてご自身で調べたところ『保険料が高額で全員を加入させられずに諦めていた』というご相談もいただきますが、猫ちゃんはわんちゃんに比べて保険料を抑えられるケースが多く、最近は月々の保険料を抑えながら高額治療費に備えられる保険もございます」
「(ユーザーに向けてメッセージは?)猫ちゃんに囲まれた幸せでいっぱいの日々。その生活を守るための医療費について、ぜひ一度振り返ってみていただきたいです。MOFFMEでは、猫ちゃんのご年齢やお困りのことなどをお伺いしながら、12社のペット保険からおすすめの方法・おすすめのペット保険のご提案が可能です。ご自身で一つひとつの保険を調べて比較するのは大変だと思いますので、ペット保険や医療費についてお困りの方はぜひご相談いただければと思います」
ペットを飼うことの責任や、最期まで面倒をみる覚悟について、猫の日をきっかけに、あらためて一度問い直してみてはどうだろうか。
【調査概要】
調査対象:猫の多頭飼いまたは猫と犬を多頭飼いしている人
調査日:2023年7月7日〜2023年7月11日
調査人数:319人
調査方法:インターネット調査
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