夏の夜長に楽しみたい!コーヒー豆袋をキャンドルホルダーにリメイク

東京ウォーカー(全国版)

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サステナブルアクションを気軽に、楽しく生活に取り入れられたらいいなと思いませんか? そのヒントが、スターバックス コーヒー パセオ野間大池店(福岡)にある。夏休みや帰省で、家族で過ごす時間が増えるシーズンにピッタリな楽しみ方を聞いた。

楽しみながら生活に取り入れるアップサイクル

豆袋をリメイクしたコーヒーパスポートのケース

パセオ野間大池店は、コロナ禍により自宅で過ごす時間が増えていた2020年にオープン。以来、店舗で販売しているコーヒー豆の袋をリメイクし、楽しく生活に取り入れる方法を来店客に発信してきた。例えば、コーヒー豆袋はコーヒーパスポートのケースやキャンドルホルダーに。お店でよく使うミルクの紙パックだってランプシェードに姿を変える。

スターバックスのコーヒー豆袋は産地や味わい、焙煎具合などを反映した絵柄やカラーが施されたオシャレなデザイン。だからこそ、髪飾りにリメイクしても、ほら、こんなにステキなものに!

「ケニア キリヤンガ」の豆袋で作った髪飾り


これらは自宅で作ってもらえるようにと、作り方を書いたテイクフリーの紙を添えて展示していた。
「コロナ禍でお持ち帰りの需要が高く、自宅でもスターバックスとのつながりを感じながら楽しんでいただけたらうれしいという想いでした」と語るのは、同店パートナー(従業員)の古賀さんだ。

手描きの作り方


豆袋で作るキャンドルホルダーは、店舗でも満月の夜を中心に開催する「Delight in the Night」で活用している。「Delight in the Night」は、照明を落として電子キャンドルを灯すお客と共に行う環境負荷低減の取り組みで、全国各地の一部店舗で行われている。

パセオ野間大池店で七夕の夜に行ったDelight in the Night


電子キャンドルのホルダーには、コーヒーのテイスティング用の小さなプラスチックカップを使うことが多いが、そこに古賀さんがジレンマを感じたことから、豆袋のキャンドルホルダーが誕生した。
「このプラスチックカップ、もったいないな…と思ったのがきっかけです。なるべく廃棄物を出さずに、このカップも環境に配慮したものに代えたいと思いました」

お客一人ひとりに声をかけ「Delight in the Night」の趣旨を説明


日没が迫ると、照明を落とし、お客に声をかけながら手作りのホルダーに入れた電子キャンドルを一つひとつ席に置いていく。ユラユラと揺れる光のなかで来店客はゆったりとした時間を過ごしている。自宅でもこうしたリラックスタイムが過ごせるようにと、古賀さんが作り方を教えてくれたのでご紹介しよう。

豆袋を使ったキャンドルホルダーの作り方


用意するのは空のコーヒー豆袋、はさみ、両面テープのたったの3つ。

1.袋を接着部から開き、フレーバーロックのパーツを取り外す。袋は洗って乾かそう。


2.袋を正方形に切り出す。このまま作ると大きなサイズの箱に。今回はキャンドルホルダーなので、さらに十字にハサミを入れて4分の1サイズの正方形に切り出す。


3.十字に折り目を付けて袋を開き、四方の角を真ん中へ向かって折る。さらに四方の角を真中へ向かって折り、しっかり折り目を付ける。


4.袋を開いて角が手前になるように置く。上下を中央に向かって折り、さらにもう一度中央へ向かって折る。



5.中央を両面テープで止め、残りの端を中央に折り込んでテープにくっつけたら出来上がり。


コロナ禍が明けた今、地域とのつながりをより深めたい

子どもたちともリメイクをきっかけに会話が弾む

こうしたリメイクの方法は、今後は「コミュニティコネクション」(各店舗が自主的に行う地域活動)としてお客と一緒に作るイベントもどんどん開催していくことを予定している。古賀さんと共にその中心になって奮闘するのが、大学生のアルバイトパートナーの前田さんだ。

「コロナ禍ではお客様と直接つながることがなかなかできなかったため、こちらから情報を発信するばかりでした。コロナ禍が明けた今、やりたいことがたくさんあります」と、前田さんはうれしそうに語る。手に持っていたメモには、夜桜delight、タンブラー部推進、夏イベントの発信、落ち葉拾い…と、今年1年に行いたいコミコネの案がズラリ!

7月はお客が願いを込めた短冊を店舗入口にデコレーション


「先日はキッズパーティで父の日に向けてプレゼントに使ってもらえるよう、子どもたちと豆袋をワイシャツ型に折るコミュニティコネクションを開催しました。子どもたちが喜んでいる顔を見てとてもうれしかった」と前田さん。

右から古賀さん、前田さん


一方で古賀さんは、月1回行う子ども向けの絵本の読み聞かせに力を入れる。住宅街という立地から、パセオ野間大池店ではファミリー層の来店客が多く、小さな子ども連れのお客に寄り添う方法を考えた。
「私自身、子どもが小さい時に絵本にすごく助けられました。子育てを頑張っているお母さんたちにとって少しでも休息の時間になり、子どもたちが喜んでくれたらうれしいです」

こうした活動の原動力は、未来に対する強い想いがある。
「将来、子どもたちを取り巻く環境が少しでも良くなるといいなと。自分にできることはゴミを減らす、リユースやリメイクすること」と古賀さんは静かに、でも力強く語ってくれた。
楽しみをプラスして暮らしを、そして未来をより豊かにするリメイク。この夏、ぜひ取り入れてみませんか?

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