人生の“ピース”を集める「PAZR」の楽しみ方とは?ライフログSNSで生活がどう変わるのか、魅力をCEOに聞いてみた
東京ウォーカー(全国版)
新しいライフログSNS「PAZR(パズル)」は、さまざまなコンテンツの体験証明書“ピース”を収集したり、共有したりすることができる、ブロックチェーン技術を使ったサービス。今後、いつ、どんなおでかけや体験をしたのかを記録するツールとして重宝しそうだ。今回はこの「PAZR」を運営するNUNW株式会社の代表取締役社長レネ パウレズィヒ氏に、ウォーカープラス編集部ニュースジャンル・ファンダム企画編集長の有賀がインタビュー!使い方や楽しみ方を聞いた。

――「PAZR」とはどんなアプリですか?

【レネ氏】コンセプトは“ライフログ(体験したことなどをデジタルデータとして記録すること)を集められる、記録できる、管理できるもの”。さらに、自分はどんな人間なのか、どんな風に生きてきたのか、興味を持ったものはなんなのかがわかるよう、可視化されるものになっています。
体験した場所、参加したイベント、買ってきたものもライフログになりますので、「PAZR」ではそれに対して体験証明書“ピース”を発行します。例えば、flumpoolデビュー15周年のアニバーサリーライブがあったのですが、会場で来場者に対してピースを発行し、SNSでも配布しました。集めていけば、「このときflumpoolのファンだった」とか「アニバーサリーライブに行ってお祝いした」といったこと、自分の興味、関心、行動が記録されていきます。


――「PAZR」開発に至った経緯を教えてください。
【レネ氏】もともとブロックチェーンの領域に興味があり、この技術でできることを模索していました。「人生であったことを確実に証明していく」ということをしたいと思い、売買の方ではなく、証明の方を軸にすることにしました。
例えば、私はオーストリア人なのですが、大学の卒業証明書などが手元になくて…。実家にあるかもしれないのですが、これが手元にあればいいな、と。こうした出来事が、体験証明書のピースを記録、収集、管理するというサービスを開発することに繋がっていきました。
個人的な考えですが、自分がいなくなったあとも、子供が私のライフログを見て「パパってこんなにいろいろなことをやっていたんだ」と気付いてくれるのもいいなと。人生のスタートから最後まで証明書を残していく、というのをやれば、おもしろいことができるのではないかと思い、開発に至りました。
アプリは今後、どんどんアップデートする予定なので、ピースを発行する側も、収集するユーザー側ももっと便利に使えるようになると思います。ユーザーと一緒に進化していくサービスとなっています。
――「PAZR」は「ライフログSNS」ということですが、ほかのSNSとの違いを教えてください。
【レネ氏】SNSは見る専門の人もいるかもしれないのですが、基本は何かを発信していくものです。自分が発信するものは、誰かに見られることが前提だったりしますよね。けれども「PAZR」は自分のためのもの。「『いいね』が何個付いた」など、評価されることがないのでストレスがありません。
みなさまの使い方次第ではあるのですが、多分「PAZR」では、X(旧ツイッター)のように“今日ランチで食べたおにぎり”について投稿されることはないのかなと。共有される側にとっても、もう少しノイズのないものになるのでは…と思っています。
また、例えば食べたものであっても、「PAZR」ではそれを提供したお店側が発行した証明書を集めることになるので、公式感があると思います。先ほどのアニバーサリーライブの話だと、「flumpoolさんからもらったもの」という特別感がある。感情的なところが違うと思います。
――「PAZR」を使用することで私たちの生活はどう変わりますか?活用法や楽しみ方を教えてください。
【レネ氏】現時点でも学校の証明書を発行する話があったり、産科で出産証明書を発行する話があったり。
海洋散骨を行った人が、散骨後も定期的にお参りできるよう、毎月1回「メモリアルクルーズ」というのが東京湾から出航しているのですが、そこで乗船証明書を発行することになりました。三重県伊勢市の結婚式場からも、新郎新婦向けの結婚証明書ピースを発行しています。人生の節目をピースにしていくことで、その出来事とずっと繋がっていけるのではないかなと思います。
さらに、物を買ったあとにもらうレシートや、ジムの会員になったときに登録するカード・アプリなど、バラバラのものをピースにして「PAZR」で管理するのもいいのではないかと思っています。ピースですと、劣化や紛失の恐れもありませんし、もっと便利になるのではないかなと思います。
同じピースが鍵になって、同じ体験を持つ人や、同じ趣味を持つ人が会話できる場所も作っていく予定です。
――「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」公認アプリに採用されました。意気込みや、来場者へ向けてのコメントをお願いします。
【レネ氏】旧東京モーターショーが進化して、「JAPAN MOBILITY SHOW」になり、体験型コンテンツも増えています。エンタメステージでは、数々のアーティストによるライブ、芸人のお笑いライブなどが予定されていますし、魅力的なグルメコンテツが提供される「フードコート」も登場します。さまざまなテーマを設けたトークセッション「Japan Future Session」も実施されます。
そんな中「PAZR」では、各エリアを体験すると、ピースが取得できるようになっています。スタンプラリーのように、各エリアを巡って楽しんでいただければと思います。
また、ピースには今後に繋がるような情報が掲載されています。例えば気になるコーナーがあったら、そこのピースには出展企業の情報が載っているので、今度は実店舗に行ってみよう…という風になるのではないかと。イベントの枠を超えた楽しみ方ができるのではないかと考えています。
「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」を一緒に盛り上げつつ、「日本の未来はこんなに楽しいんだ」というのを伝えていけたらと思っています。【ウォーカープラス/PR】



取材・文=平井あゆみ
撮影=島本絵梨佳
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