コレがほんとに500円!? 話題の「おお田ラーメン店」のワンコインラーメンとは…
北海道ウォーカー
近頃札幌でも実力派の人気店が増えてきた「ワンコインラーメン」というカテゴリー。「安いんだからこんなものだろう」ではなく「こんなにおいしいのになぜワンコイン?」という店が目立ってきました。今回はそんなワンコイン系ラーメンで注目のニューカマーをご紹介しましょう。

「おお田ラーメン店」は、札幌市東区に昨年8月にオープン。ひらがなの「お」が特徴的な看板が目を引く外観はとてもシンプルです。店名は店主いわく「老若男女が誰でも店の名前とラーメン店であることがわかる店名」なのだそうです。いや、ごもっともです。

ワンコインらーめんは淡口(うすくち)、たまり、白たまりの醤油系3種類から選べます。店主が初めての方におすすめするのがこれ「淡口醤油」(500円)。煮干しと昆布を使った特製スープは素材のうま味を強く引き出しつつもすっきりとした後味。これ、なんと煮干しと昆布を全て水出しで旨味を引き出してるというから驚きです。「水につけて置くだけで旨味が出るの?」と思ったあなた!是非食べてみてください。食べてみれば分かります。

続いてはちょっとボリュームのある「チャーシューメン」(750円)です。チャーシューは豚バラに塩を揉み込んで、保存用のビニール袋に入れて90分間じっくりと低温調理。そのあと特製ダレで味をじっくりとしみこませながら仕上げます。食べ応えたっぷりのチャーシューはしっとり柔らかく、粒コショウがいいアクセントになっています。

店主の太田朝基さんは「この味はラーメン研究で東北を食べ歩きしたときにヒントを得た味です。スッキリしているのに厚い旨味を感じられる煮干しと昆布の実力を味わってください。また、ほかに「たまり」「白たまり」と醤油の味わいが異なるメニューもありますので、ぜひお試しください」とのことでした。

ここまでのラーメンをワンコインで出せる秘密はズバリ食材と調理法。煮干しは仕入れ価格が比較的リーズナブルな小ぶりなものを使用。煮干しの内臓から出る雑味も抑えられて一石二鳥なんだそう。昆布も比較的安い頭の部分と根の部分を使います。さらに、それらを水出しすることによってガス代の節約にもなっていますね。でも、試行錯誤とアイデアによって考え出されたその味は、ラーメンを食べに来た同業者の方に「価格設定間違えたんじゃない?」と心配されるほどなのだとか。

店内のコの字型のカウンターは全8席。カウンターがコの字をしているのは店主が自ら注文を取って、ラーメンを出して、丼を片付けられるようにという店主のアイデア。人件費の削減もワンコインラーメンを作れる要因の一つになっているわけですね。6:00~9:00には「朝ラーメン」が食べられます。麺を通常140gの所、110gと控えめで一杯400円というさらに驚きの安さ。朝ゴハンをちょっとガマンしてお店で朝ラーメン、なんて一度食べてみたくないですか?
■住所:札幌市東区北36東1-5-1 大越ビル1F ■電話:090・9432・5617 ■時間:6:00~9:00、11:00~17:00(日曜は6:00~11:00)※いずれもスープがなくなり次第終了 ■休み:月曜、祝日(祝日は不定休) ■席数:8席(禁煙)
【北海道ウォーカー編集部】
この記事の画像一覧(全6枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!
ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介