実に6年ぶり!Honda新型CIVICが国内復活へ

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【写真を見る】国内販売への動向に注目が集まる中行われた事前撮影会にはハッチバック、セダン、タイプRの全3モデルが用意された


Hondaは千葉県木更津市・かずさアカデミアパークにて新型CIVICのメディア向け事前撮影会を、7月24日(月)~7月26日(水)の3日間実施した。

2017年オートサロンにて、日本市場への再投入が予告されていた10代目となる新型CIVIC(シビック)。1972年のデビュー以来、モデルチェンジを繰り返しながら販売されているロングセラー車の日本での歴史は、2010年の8代目CIVICの生産終了を持って一旦幕を下ろしていた。

国内販売への動向に注目が集まる中行われた事前撮影会にはハッチバック、セダン、タイプRの全3モデルが用意された。

ハッチバックは後部ドアが上方向に大きく開く5ドアタイプ


ハッチバックは後部ドアが上方向に大きく開く5ドアタイプ。荷物を積み下ろしやすく、後部座席を倒すことでラゲッジスペースが広がり、より多くの荷物を載せることができるなど機能性が高い。

比較的全長が短いため小回りが利くという特徴があるハッチバック。セダンの全長が4.650mに対してハッチバックの全長は4.570mとなっているため、こちらの方が混雑しがちな都市部などでの操作性にも優れているといえるだろう。

中央に配されたセンターデュアルエキゾーストやリアバンパーに設けられた大型のエアダクトが迫力あるリアビューの演出に一役買っている


ルーフエンドに設けられたスポイラーはリフト(浮き上がり)を抑える効果を生み、テールゲートスポイラーとともに空力効果を発揮。走行安定性に寄与している。また、車中央に配されたセンターデュアルエキゾーストやリアバンパーに設けられた大型のエアダクトが迫力あるリアビューの演出に一役買っている。

アメリカとカナダのモータージャーナリストが選ぶ北米カー・オブ・ザ・イヤーを2度受賞しているセダン


セダンは総合的な完成度が北米で高く評価されている。一足早く販売された2016年には、2006年に続いて2度目となるアメリカとカナダのモータージャーナリストが選ぶ北米カー・オブ・ザ・イヤーを受賞している。

道路の継ぎ目や粗い路面走行時などにタイヤの内部で発生する不快な共鳴音を抑制することで、高い静粛性を実現


高い骨格剛性に加えて、リムの周囲に中空構造のレゾネーター(消音装置)を持つ16インチノイズリデューシングアルミホイールを採用。道路の継ぎ目や粗い路面走行時などにタイヤの内部で発生する不快な共鳴音を抑制することで、高い静粛性を実現している。

ターボでパワーを補うことで、エンジンを小さくする“ダウンサイジングターボ”という手法を採用


エンンジンサイズが小さくなったことで車内のゆったりとしたスペースへとつながっている


搭載するエンジンはハッチバック、セダンともに1.5L直立VTECターボエンジン。これはターボでパワーを補うことで、エンジンを小さくする“ダウンサイジングターボ”という手法を採用。排気量と回転数が抑えられることで燃費の向上と排出ガスの減少に貢献するとともに、エンンジンサイズが小さくなったことで車内のゆったりとしたスペースへとつながっている。

ハッチバックのエンジンは専用チューニングを施すことで、最大出力がセダンの173PS(馬力)から182PSまで引き上げられている


セダン同様のCTV車(無段変速機)のほか、6速MTのバリエーションモデルが用意されている


基本は同じエンジンを使用しながら、ハッチバックのエンジンは専用チューニングを施すことで、最大出力がセダンの173PS(馬力)から182PSまで引き上げられている。またセダン同様のCTV車(無段変速機)のほか、6速MTのバリエーションモデルが用意されており、こちらはセダン、MTの最大トルク22.4kgf・mから、24.5kgf・mにアップしている。

Hondaのレーシングスピリットを注ぎ込み、よりスポーティーな走りを追求した6速MT車タイプR


そしてHondaのレーシングスピリットを注ぎ込み、よりスポーティーな走りを追求した6速MT車タイプR。新開発された軽く強靭なインナーフレーム構造のプラットフォーム、路面をしっかりと捉えるグリップ性能を持つ専用設計の高剛性ハイパフォーマンスタイヤを装着するなど運動性能をとことん追求。

その結果、今年4月にドイツ・ニュルブルクリンクで行われた走行テストで、FFモデル(フロントノーズにエンジンを搭載する前輪駆動車)最速となる7分43秒80を計測したという。

2.0L4気筒VTECターボエンジンには、ドライバーのシフトチェンジに合わせてエンジン回転数を自動的に同調させる新機構“レブマッチシステム”を搭載


最高出力320PS、最高トルク40.8kgf・mを誇る2.0L4気筒VTECターボエンジンには、ドライバーのシフトチェンジに合わせてエンジン回転数を自動的に同調させる新機構“レブマッチシステム”を搭載する。

スポーツ走行では欠かせないヒール&トゥをシステムが自動で行ってくれる


いわばスポーツ走行では欠かせないヒール&トゥ(ブレーキと同時にクラッチを切りながら一吹かしさせ、ギヤ回転を調整することでシフトダウンと減速後の加速をスムーズに行うテクニック)をシステムが自動で行ってくれるわけだ。もちろん駆る楽しさを存分に味わいたい人は、システム自体をオフにすることもできる。

街乗りからサーキットまで、さまざまな走行シーンに応じて選択できる3つのドライビングモードを搭載。モードはシフトレバーの左下にあるスイッチを上下に操作して切り替える


そして街乗りからサーキットまで、さまざまな走行シーンに応じて選択できる3つのドライビングモードを搭載。モードはシフトレバーの左下にあるスイッチを上下に操作して切り替える。

“+R”、“SPORT”、“Comfort”の3つのモードから選べる


サーキット走行など極限の走りが求められる中で路面追従性やダイレクトなハンドリングなどを実現する“+R”、ワインディングから街乗りまでバランスの良い走りをサポートする“SPORT”、普段使いの快適性にまで配慮された“Comfort”から選べるので、状況に合わせたベストな走りが可能になるのだ。

事前撮影会への参加当日は、晴れの舞台には似つかわしくない空模様となったが、その魅力は存分に伝わってきた。

そして事前撮影会の翌日の7月27日(木)に、ついに9月29日(金)の国内販売が正式に発表された。

販売価格はハッチバック各280万440円、セダン265万320円、タイプR450万360円が予定されている。カラーバリエーションはハッチバック、セダンが全5色、タイプRが全4色となる。

発売まで約2ヶ月。新型CIVICが気になった方は首を長くしてその日をお待ちいただきたい。【ウォーカープラス編集部/安藤康之】

安藤康之

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