鈴木梨央、アニメ映画『屋根裏のラジャー』アマンダ役で難しかったところは!?「寄り添いたくなるようなキャラクター」を意識

東京ウォーカー(全国版)

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『屋根裏のラジャー』ポスタービジュアル (c) 2023 Ponoc

イギリスの詩人で作家のA.F.ハロルドによる小説「ぼくが消えないうちに(The Imaginary)」を原作としたスタジオポノックの長編最新作『屋根裏のラジャー』が、12月15日(金)より劇場公開。“誰にも見えない”少年・ラジャーが主人公で、彼を想像して作り出したのが、愛を失った少女・アマンダだ。今回は、そのアマンダの声を担当した鈴木梨央さんにインタビュー。役作りで難しかったところや、本作の見どころなどを語ってもらった。

アマンダの声を担当した鈴木梨央さん


本作は、誰にも見えない想像の友だち“イマジナリ”を描いた愛と友情、喪失の物語。アマンダとラジャーは、想像と現実の世界を駆け巡り、かけがえのない時間を過ごしていたが、ある日、ラジャーを狙う謎の男(ミスター・バンティング)が現れることで、不穏な空気が漂い始める。「人間に忘れられると消えていく」という運命を背負いながら、ラジャーやその仲間たちはどのような戦いを繰り広げていくのか?『メアリと魔女の花』を手掛けたスタジオポノック6年ぶりの新作に期待が高まる。

――イマジナリの大冒険を描いた『屋根裏のラジャー』ですが、この物語をどう捉えていますか?

【鈴木梨央】まず台本を読んだときに、自分の小さい頃を思い出しました。ちょっとしたことで喜んでいた気持ちだったり、ぬいぐるみを持ち歩いていた頃の記憶だったり…。純粋な、ピュアな気持ちというものを思い出しました。一方で、最近ではそのときとは異なる毎日が当たり前になってきているなというのにも気付かされました。

――鈴木さんには、アマンダにおけるラジャーのように、空想上の仲間であるイマジナリーフレンドはいましたか?

(c) 2023 Ponoc


【鈴木梨央】私は小さい頃からドラマを見ることが大好きで、自分で画用紙に似顔絵を描いて、それを壁に貼って、そのドラマのシーンをひとりで再現してたんです。最近になってその遊びこそが、今の私の想像力の源になっていたのかな?という風に思ったりもします。そのときに感じていた存在というのがもしかしたらイマジナリーフレンドだったのかもしれません。

――アマンダを演じてみていかがでしたか?

【鈴木梨央】アマンダはとても天真爛漫でかわいくて、今の自分より年齢も下の役だったので、まずはどういう風に演じたらいいのかなと考えまして。喜んだときの無邪気な感情だったり、声のトーンだったりを、自分の小さいときの作品や動画を見ながら、少し参考にしたりしました。

「小さい頃からドラマを見ることが大好き」だったと語る鈴木さん


アマンダ役を受けたときの面談でも「10歳ぐらいのときの記憶を思い出しながら喋ってほしい」とお話があったので、そこから、いつもより声を高くしようと意識したり、「ワッ!」っていう叫び方なども、小さい頃の動画を参考にしたりしていました。やっぱり、小さいときの話し方って今の話し方と全然違っているんです。

あと、アマンダは明るいんですけど、天真爛漫なだけではない、本当はすごく寂しい気持ちを持っていたり、母親に対して素直に感情表現ができない部分もあったり。彼女の中に孤独があるからこそ、相手を傷つけたくない優しさや、一途な想いをどのように表現したらいいのかをとても考えました。

――「絶対に泣かない」というルールを自身に課していたアマンダが、屋根裏部屋で傘を広げて、その中で泣いているシーンに胸が詰まりました。このシーンはどのような気持ちで演じられましたか?

(c) 2023 Ponoc


【鈴木梨央】そのシーンは、自分がアマンダをアフレコしている中でも1番難しかったところです。アマンダは現実では本当の心をいつわってあまり心を動かさないようにしているのですが、彼女の中の寂しさがおもわずあふれてきてしまい、自分の心を繕うことができなくなって泣き出してしまうんです。もしかしたら自分がキズつきたくないから避けていた現実を、本当は誰かにわかってもらいたかった。自分では抱えきれない寂しさを、こうして大声で本当は泣きたかったんだと思いながらアマンダの気持ちに寄り添い演じました。

――鈴木さんの印象に残ったシーンはありますか?

【鈴木梨央】1番好きなシーンは、ラジャーがイマジナリのみんなと出会うシーンです。エミリが出てきたり、小雪ちゃんが出てきたり。スケールも大きくて、キラキラしていて、さまざまな音や声が聞こえてきて、いろんなハーモニーみたいなものが感じられて。すごくキレイだなという風に思いました。

「心君からは先輩って呼ばれたりもしています(笑)」と笑顔で話す鈴木さん


――ラジャーの声を担当された寺田心さんとの共演はいかがでしたか?

【鈴木梨央】心君とは同じ事務所で、小さい頃から一緒にいることが多かったんですが、この作品の試写会で4年ぶりぐらいに会ったら、やっぱり本当に大人になっていてすごいな~って。声変わりもしているし。それで、自分もなんか年を取ったなって(笑)。4年前は本当に体も小さくて、声ももっと高くて。手を繋いだりとかしていたのに、今は大人という感じでそんなことはできず。心君からは先輩って呼ばれたりもしています(笑)。

――最後に、読者の方に作品のアピールをお願いします!

【鈴木梨央】『屋根裏のラジャー』は、小さい頃の記憶を思い出させてくれたり、純粋な気持ちを蘇らせてくれるような作品になっているので、大人が見ても楽しめる作品です。また、私はこの作品を見て「身近にいる人は当たり前にそこにいるわけではない」ということに気付けました。いろいろなことに気付いたり、感じたりしていただけたらうれしいです。

(c) 2023 Ponoc


ヘアメイク:荒川たつ野( nude.)
スタイリスト: 野田さやか
取材・文:平井あゆみ
撮影:田井成樹

(c) 2023 Ponoc

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