今年最後の大勝負!お祭り気分の有馬記念を観戦レポート
東京ウォーカー(全国版)
12月27日、今年最後のグランプリレース「第54回有馬記念・G1(芝2500m)」が、中山競馬場(千葉・船橋市)にて開催された。同レースは、例年10万人以上が訪れるビッグレースだ。今年の来場者は11万5327人。男性だけでなくカップルやグループで来場した若い女性の姿も多く見られ、競馬場内にはいつにも増してお祭りムードが漂っていた。
今年の1番人気はファン投票2位で出場するブエナビスタ。ほかに、皐月賞馬のアンライバルド、菊花賞馬のスリーロールス、一昨年の覇者マツリダゴッホ、宝塚記念優勝馬のドリームジャーニーなど注目馬が出そろい、好レースの予感。会場に詰めかけた競馬ファンたちは、熱い戦いをひと目見ようと、レース前の30分で立ち見の観客はスタンド席からあふれ返る騒ぎとなっていた。
「今年はウオッカなどダービー馬が一頭も出ず、少し残念な気持ちもありますが、やっぱり1年の締めくくりとして、ここで勝てばすべてOKになるという感じが“有馬記念の良さ”でしょうか(笑)」と話すのは、競馬歴20年のファン。牝馬や牡馬、古馬が同時に出場し、オールスターでのレースを見られる部分も魅力だという。出走前の15時25分頃にはファンファーレが鳴り響き、観客の手拍子と歓声が中山競馬場にこだました。
レースは最終的に、池添謙一騎手が騎乗したドリームジャーニー (牡5歳 栗東・池江泰寿厩舎)が、GIレース通算3勝目を飾った。レースは、出遅れたかに見えた同馬に加えて、6番人気のスリーロールスが競争を中止するアクシデントもあり、場内にどよめきが起こるひと幕も。荒れ模様の展開となったが、4コーナーからブエナビスタが飛び出し、さらにその後ろからドリームジャーニーが鋭く伸び、多くのファンが歓声を上げた。レース終了後、自動払い戻し機前は大混雑、会場の空にはハラハラとハズレ馬券が舞うお決まりの光景が見られた。
今年を締めくくるレースとして、例年以上に盛り上がりを見せた有馬記念。2010年は1月5日(火)から中山金杯・京都金杯が実施される。来年は、どんな名勝負が繰り広げられるのか。熱い勝負から目が離せない。【東京ウォーカー】
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