“透明人間”のように扱われる親子の葛藤と絆の物語。映画「ニューヨーク・オールド・アパートメント」最新映像公開
東京ウォーカー(全国版)
映画「ニューヨーク・オールド・アパートメント」が、2024年1月12日(金)より全国公開される。それに合わせ、映画の特報映像が公開された。

祖国ペルーを捨てNYで不法移民として暮らすデュラン一家。母ラファエラはウェイトレスをしながら二人の息子を女手一つで育て、息子たちも配達員として家計を支えるギリギリの毎日。街から疎外された自分を“透明人間”だと憂う二人の息子はある日、謎を秘めた美しい女性クリスティンと出会い、恋に落ちる。一方、母ラファエラも白人男性からの耳触りのいい話に誘われ飲食店を開業するのだが――。

オランダ人作家アーノン・グランバーグの小説「De heilige Antonio」をもとに、アメリカが抱える移民問題を背景に親子の絆の物語をリアルに描きだした本作。短編「ボン・ボヤージュ」が世界各国の賞を受賞したマーク・ウィルキンス氏が監督を務める。主人公のアドリアーノ・デュランとマルセロ・デュランは、南米ペルーのオーディションで選ばれた本当の双子で、本作が映画デビュー作となる。ミステリアスな美女クリスティン役には、今注目の若手女優タラ・サラーが起用された。

「“透明人間”のように扱われるのはもう嫌なんだ」というセリフから始まる特報映像。「日陰で生きることしか出来なかった母と子を照らした、ひとすじの愛―」というナレーションの通り、大都会の弱者として懸命に生きる彼らに訪れた恋の予感とトラブルの気配に、ドキドキと目の離せない展開に。ラストのシーンで、車に轢かれたにもかかわらず、運転手から「傷が付いたじゃない!」と怒鳴られ、思わず謝ってしまう息子のティトの表情が印象に残る。
また、本作の日本版テーマソングに、国内外からも注目されている明智マヤ(Vo/Gt)とサチ(Dr)からなる2ピース・ガレージ・ロック・バンド・THEティバの「winnie」の起用が決定した。決定を受けTHEティバは「この映画と歌詞が不思議と合っている気がして、新たなwinnieの物語が増えた気持ちです。映画のストーリーをあたたかく支えることができたらうれしいです」とコメントを寄せている。

日陰で生きる“何者でもなかった”彼らが恋をして、大切な何かに気づき、はじめて“自分”として生きる意味を見出していく。大胆なロケとウィットに富んだ詩的な映像美で欧米映画祭を席巻した本作、ぜひ劇場で観てほしい。
「ニューヨーク・オールド・アパートメント」
2024年1月12日(金)より新宿シネマカリテほか全国公開
監督:マーク・ウィルキンス
原作:「De heilige Antonio」(アーノン・グランバーグ)
出演:マガリ・ソリエル、アドリアーノ・デュラン、マルチェロ・デュラン、タラ・サラー、サイモン・ケザー
(C) 2020 -Dschoint Ventschr Filmproduktion / SRF Schweizer Radio und Fernsehen / bluePG12
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