美人な生菓子!老舗の季節限定“夏みやげ”
東海ウォーカー

1634 (寛永11)年創業の和菓子店「両口屋是清」。創業者の猿屋三郎右衛門が摂州大阪から、新天地を求めて名古屋で饅頭を作り始めたのが歴史の始まりだ。2代目の三郎兵衛が、2代尾張藩主・徳川光友より「御菓子所 両口屋是清」の表看板を得たのは1686(貞享3)年のこと。歴史と伝統が受け継がれ、1934(昭和9)年には株式会社を設立。11代目の大島清治が初代社長に就任し、続々と新商品を生み出していった。現在は、名古屋みやげの定番・どら焼きの「千なり」や棹菓子の「をちこち」など、名古屋人の手みやげと言えば!な商品が並ぶ。なかでも、自分への“ごほうびみやげ”としてオススメしたいのが、「季節の生菓子」だ。味はさることながら、見た目も涼しげで美しく、SNSに上げたくなること間違いなし!
五感で味わう季節の生菓子

見た目が美しい季節の生菓子(1個313円~)は毎年内容は替わるが、「荒磯(あらいそ)」(写真奥、334円)だけは例外。これを目当てに訪れる客が多いことから、今では夏の生菓子の定番になっている。荒磯は沖縄産の黒糖の風味を生かした葛絞りで、豪快な波しぶきを受けては流す荒磯の黒い岩肌を表現しているお菓子なのだそう。洋菓子と違ってフルーツなどの素材で季節を表すことが難しい和菓子は、菓名の響きや見た目で涼を感じるように意識して作られており、五感で楽しむことができる。

創業380年の歴史をもつ、和菓子の老舗の技術が光る逸品は、贈答用はもちろん、自分へのごほうびにぴったりだ!【東海ウォーカー/町田拓郎】
町田拓郎
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