2009年に大躍進!「ご当地グルメ」と「フードテーマパーク」総括
東京ウォーカー(全国版)
暗いニュースが多かった2009年。しかし、グルメについてはこれほど明るいニュースの多い年はないのではないだろうか。2009年はズバリ“ご当地グルメとフードテーマパーク”の年だ。
“ご当地グルメ”とは、その地域に根付いた独特のフードのこと。近年では、地域振興を目的として企画されていることも多い。古くから続く例としては、地域によって味の異なるご当地ラーメンもそれに当たるほか、長崎県佐世保市の「佐世保バーガー」や、静岡県富士宮市の「富士宮やきそば」なども特に人気のご当地グルメ。今年はそれに続き、宮崎県発の進化系おにぎり「肉巻きおにぎり」や、豚肉を使った室蘭の「室蘭やきとり」など新しいご当地グルメが次々に台頭した。
魅力はやはり、その土地ならではのバラエティー豊かな個性。通常のメニューでは味わえないその個性にハマる人が続出した。また、ネットでの“お取り寄せ”が一般化したことで、今まで現地でしか食べられなかったご当地グルメが、簡単に手に入るようになったのも理由のひとつだ。そのほか、大河ドラマやゲーム「戦国BASARA」人気で火がついた、戦国ブーム・歴史ブームで地方に注目が集まったことも大きな要因と言えそう。各地がご当地グルメを開発する中で、地名を冠した“地名ソーダ”“地名プリン”なども登場した。
また、2009年にオープンラッシュを迎えたのは、同じカテゴリの店舗が集まる“フードテーマパーク”。12月3日に日本初の肉料理のテーマパークとして誕生した「東京ミートレア」をはじめ、5月に8店舗の精肉店が集結した「神田ミートセンター」が、10月には、さまざまなホルモンを出す4店舗が入る「新宿三丁目ホルモン横丁」が続々オープン。加えて、12月20日にはラーメン激戦区・高円寺に「高円寺らーめん横丁」がオープン、開店前に100人を超す行列ができる人気となった。
もはや、“国民食”とも言えるファストフード店が、大きな進化を遂げたのも今年。高級路線のバーガーを発売したと共に、低価格路線のバーガーやサイドメニューを充実させ、客層の拡大を狙った。ほか、コーヒー豆にこだわったコーヒーを低価格で発売、“カフェ化”したファストフード店が増えたのもひとつの特徴だろう。「マクドナルド」では、人気メニュー「チキンタツタ」が5年ぶりに復活させ、初日は250人が行列する店舗が出現。あまりの人気で異例の前倒しでの販売終了・奇跡の再復活など、話題には事欠かずその人気の高さを証明した。
日々進化するグルメ界の中で、個性あふれるご当地グルメとフードテーマパークが大きな注目を集めた2009年。2010年はどんなブームが待っているのだろうか。来年の新たなトピックの出現と、さらなる発展に期待したい。【東京ウォーカー】
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