チンパンジーに観察される!? 旭山動物園のスカイブリッジを通ると……
北海道ウォーカー

旭山動物園で2006年8月にオープンした、チンパンジーのための屋外施設「チンパンジーの森」。冬期は屋内施設「ちんぱんじー館」のみになりますが、夏期開園中は屋外、屋内、両方でチンパンジーを観察することができるんですよ。

屋外放飼場には約16メートルの鉄塔が立ち、周りにはハシゴやロープなどいろいろな遊具が。「つかまる」「ぶらさがる」を基本に、不安定で傘のように広がる構造になっています。ときには、この鉄塔の上で食事をするチンパンジーも。お気に入りの場所なんですかね? 好きな場所でご飯を食べる、というのはどこか人間に近いものを感じますねぇ。

また、地上部分には自然に草が生え岩場もあり、その間には小川も流れていて、水を飲んだり、のんびりくつろぐ姿が見られるんです。


もちろん、普通に外から観察することもできますが、面白いのが「スカイブリッジ」! 高さ約5メートルのアクリル製のトンネルから、天井で寝転がる姿や食事をする姿、遊具で遊ぶ姿も間近で観察できるんですが、どうもこう、観察するというより、観察されているような不思議な気持ちになる空間……。「あー、近くに来たなぁ」なんてのんびり見ていると、急にガラスをばんばん叩かれたりして驚かされることもしばしば。


この「スカイブリッジ」の近くには、チンパンジーの食事風景が見られる場所もあります。長い木の枝を使って落花生をほじくり出すようすや、同じく木の枝を使って幹にくくりつけられたボトルから器用にはちみつを出すようすもタイミングが合えば見られるかも。



ちなみに、屋内放飼場もガラス一枚隔てた近い距離で観察できますよ! 現在、旭山動物園のチンパンジーには2つのグループ(群れ)があるんですが、どちらが屋内・屋外に出ているかはパネルに掲示されているので確認してみて。パネルにはチンパンジーたちの特徴も説明されているので、読んでから観察するとさらに面白いかも。

「スカイブリッジ」を含めた屋外放飼場で観察できるのは夏期開園中だけ。ぜひ見に行ってみてくださいね!
※写真提供:旭川市旭山動物園
【北海道ウォーカー編集部/出村聖子】
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