「夢と挑戦の軌跡」を家族で楽しめる体感型施設へ「ホンダコレクションホール」がリニューアル!

東京ウォーカー

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栃木県茂木町に位置する「モビリティリゾートもてぎ」内にある「ホンダコレクションホール」が、2024年3月1日にリニューアルオープンした。ホンダコレクションホールは、ホンダの創業50周年を記念して1998年に開設。ホンダの歴史や魅力を伝えるため、創業以来、「人に役立つものを創ろう」というコンセプトのもとに生産されてきた2輪、4輪、汎用製品のほか、世界の頂点を目指し、挑戦を続けてきた歴代のレーシングマシンなど、約160点が展示されているホンダのミュージアム。今回のリニューアルを経て、観賞するだけにとどまらず、体感することでホンダの「夢と挑戦」をより深く感じられる展示となっている。

リニューアルされ、背後にある想いや物語も伝えるように変化した「ホンダコレクションホール」撮影=阿部昌也


「ホンダのフィロソフィーを体験する新しくなったコレクションホール

展示は4つのCHAPTERで構成。ホンダの創業からの歩みを追うことができ、創業者の本田宗一郎の「製品は嘘をつかない」という哲学が随所に散りばめられている。特に、レースマシンの展示では、ホンダが世界のレースで築いてきた歴史と挑戦の足跡を肌で感じることができ、ここだけの興奮が味わえる。

ホンダコレクションホールは、過去を振り返るだけでなく、訪れる人々に夢と挑戦の大切さを伝えてくれる、ホンダがこれまで歩んできた道のりと、これから目指す未来が交差する、とても特別な場所だ。

2月29日のメディア向け内覧会ではそのスタートに先駆けて、集まったメディア向けにリニューアルの概要が語られた。これまでの展示が二輪車や四輪車、量産車両、そしてレーシングマシンに焦点を当てていたのに対し、今回のリニューアルでは、ホンダの時代ごとの歩みを各フロアで分けて展示し、製品だけではなくその背後にある想いや物語も伝えられるように変化した。

「ウェルカムプラザ青山、ホンダコレクションホール、この春に鈴鹿サーキット内にリニューアルするホンダ レーシング ギャラリーといった、3つの施設を通じて、さまざまな我々の活動を伝えていきたい」と語った、本田技研工業 コーポレーションコミュニケーション総括部の松山康子さん撮影=阿部昌也

「ご家族連れ、お友達同士で、もてぎのほうにお越しいただいて、モビリティランドの楽しさを満喫いただければと思っています」と施設をアピールした、ホンダモビリティランド代表取締役社長の斎藤毅さん撮影=阿部昌也

「休日のファミリーに向け中庭を解放したイベントを考えている」と明かした、本田技研工業 ホンダコレクションホールリニューアルプロジェクト責任者の朝日嘉徳さん撮影=阿部昌也


リニューアルプロジェクトの責任者、朝日嘉徳さんからは、「物語を伝えるために音声ストーリーガイドに特に力を入れました」と新しい取り組みが紹介された。訪れる人々は、各階に設置されたパネルや音声ガイドツアーを通じて、ホンダの理念や歴史を目で見て、耳で聴いて感じることができるようになった。スマホでQRコードを読み取り、音声ガイドを聴きながら、ホンダが歩んできた時代の変遷を体験するのがおすすめだ。

自分のスマホで音声ストーリーガイドが利用できる新たなサービスを導入した撮影=阿部昌也


ホンダの情熱と挑戦から学ぶ、モビリティの進化

足を踏み入れると、まず目を引くのは「HondaJet Elite Ⅱ」の実物大モックアップ。機内に入ることができ、まるで空を飛んでいるような夢の体験ができる。また、「UNI-ONE」という最新のパーソナルモビリティの試乗も用意されており、ホンダのモビリティを直接体験でき、未来の移動手段に触れることができるのも魅力のひとつ。展示空間は、シックでモノトーンを基調にデザイン。照明や展示方法にもこだわり、各製品がより魅力的に見えるよう工夫されている。また、従来のようにフロア全体を一望できるスタイルではなく、それぞれのストーリーに沿って展開されるレイアウトになっており、それぞれのストーリーに合わせた展開が楽しめるのが特徴だ。

【写真】今回のリニューアルによって、エントランスの奥に「HondaJet Elite Ⅱ」のモックアップが登場した撮影=阿部昌也


CHAPTER 01
創業~1970年前後
「みんなを喜ばせたい」「技術力で世界に挑戦する」という想いから始まった情熱の時代

1946年、自転車がまだ主流の移動手段だった時代。そんななか、創業者・本田宗一郎がひらめき、無線機用の発電エンジンを自転車の補助動力として活用するアイデアからホンダの歴史が始まった。その熱い想いと挑戦の歴史を辿ることができるのが、「ホンダコレクションホール」の2F南棟エリアだ。マン島TTレースへの挑戦、愛され続けるスーパーカブの誕生、F1への初参戦といった、ホンダスピリットの原点がここには凝縮されている。

無線機用の発電エンジンを自転車に搭載するアイデアが、ホンダの始まり撮影=阿部昌也

女性でも乗りやすいバイクを開発したのが、ヒットのきっかけとなった撮影=阿部昌也

「できるかできんかわかんねえけど、俺はやりてぇよ」という本田宗一郎の情熱で、F1へ参戦することになった撮影=阿部昌也


CHAPTER 02
1970年前後~1985年前後
創業時からの挑戦が花開き、本田宗一郎の想いを受け継ぐ新たな世代が躍動した時代

2F北棟エリアでは、創業期からの挑戦が新たな時代の物語へと展開する。本田宗一郎の夢が次世代へと受け継がれ、新たな章が始まる。本田宗一郎の引退後、若き技術者たちがその意志を継ぎ、世界へと羽ばたいていく様子が伝わってくる。

そこには、初代CIVICや革新的なCVCCエンジン、二輪のロードレース世界選手権での活躍、そしてF1第2期への挑戦を果たしたレーシングマシンなど、世界を舞台に輝いたホンダの歴史がぎっしり。ホンダが世界の舞台で刻んだ足跡をたどることで、ホンダの挑戦の歴史と精神を深く感じ取ることができる。

今でも根強いファンが多い、「シティ」は、50ccバイク「モトコンポ」との組み合わせでも話題に撮影=阿部昌也

世界初の地図型自動車用ナビゲーションシステム「ホンダ・エレクトロ・ジャイロケータ」は、1981年に発売された撮影=阿部昌也

第2期ホンダF1の黄金時代を築き上げた、Lotus Honda 99T(右)、McLaren Honda MP4:4(中)、McLaren Honda MP4:6(左)撮影=阿部昌也


CHAPTER 03
1985年前後~2000年代
一人ひとりの熱い夢や想いを積み上げながら、新しい価値を創造していった時代

1980年代半ば、技術の進歩と共に、人々の夢や想いが新たな価値を生み出していった時代。そんな熱い時代の息吹を感じる場所が、3F南棟エリアだ。ここには、ホンダ初の3ナンバーサイズセダン「レジェンド」や、新世代スポーツカー「NSX」など、時代を彩ったクルマやバイクが並ぶ。それぞれの展示品には、ただ技術を追求しただけでなく、一人ひとりの情熱や夢が込められている。「レジェンド」や「NSX」の開発背景には挑戦の物語があり、それを紹介することで、訪れる人々に、熱いホンダスピリットを伝えている。

オールアルミ・モノコックボディのNSXは、新世代のスポーツカーとして世界中から注目された撮影=阿部昌也

CHAPTER 04
2000年代~
創業からの想いはそのままに、これまで以上の領域と夢の実現へと突き進んだ時代

今回のリニューアルで新たに構成された3F北棟エリア。ここでは、ホンダの歴史をただ振り返るのではなく、未来への一歩を踏み出す姿勢を表現。創業から受け継がれる情熱はそのままに、夢を現実に変えていく挑戦の軌跡が紹介されている。

TVCMで人気者になったASIMO。その開発ストーリーも紹介されている撮影=阿部昌也

2020年、第4期ホンダF1チームに悲願のワールドタイトルをもたらした「Aston Martin Red Bull Racing RB16」撮影=阿部昌也

CHAPTER 04では、「HondaJet Elite」の模型やエンジンも展示されている撮影=阿部昌也


「ASIMO」をはじめとするロボティクス技術の進化、地球環境への配慮、そして「HondaJet」による航空業界への挑戦。これらはすべて、ホンダが新たな価値を生み出そうとする挑戦の一部だ。このエリアには大型モニターが設置され、ホンダの過去の成功だけでなく、未来への夢や挑戦も映し出される予定。

そして、未来の移動を体感できるパーソナルモビリティ「UNI-ONE」の試乗体験も、このエリアで楽しむことができる。

さまざまなシーンでの活用が想定される「UNI-ONE」。ミュージアムツアーにも使われる予定だそう.撮影=阿部昌也

スマホ操作で立ち上げ、体重移動で前後左右に動かすことができる、最新モビリティ「UNI-ONE」撮影=阿部昌也


「ホンダコレクションホール」の2階、3階を繋ぐ渡り廊下には、特別な展示が登場。ガレージコレクションの中で、今回のリニューアルを記念して、「CBヒストリー Part1 スーパースポーツバイクの先駆車たち」が開催されている。6月30日(日)までの期間限定で、CBシリーズの歴史をたどることができる。特に注目は、伝説の「ドリームCB750FOUR」。その誕生から“ナナハン”という言葉が生まれるまでの物語が、ヨーロッパの名車たちとともに紹介されている。

「CBヒストリー Part1 スーパースポーツバイクの先駆車たち」の3Fの風景撮影=阿部昌也


子どもも大人も夢中になる、家族で楽しめる新たな催しも企画中

今回のリニューアルでは、ただ見るだけの展示から一歩進んだ、触れて学べる体験が加わった。昔懐かしいクルマやバイクの雑誌を手に取れる「ライブラリー&デザインギャラリー」が設置。ゆったりとした空間で、ホンダ製品のデザインスケッチやモビリティのアート作品に心癒やされる。また、ピット工房では、EVカートの組み立てを体験可能。リニューアルプロジェクト責任者の朝日さんの話によると、これからも子どもたちが楽しめるイベントを増やしていく予定だそう。さらに中庭でも、N-VANを使ったキッチンカーでのユニークな企画が計画中とか。今後のファミリー層に向けた楽しいイベントも期待大だ。

「ライブラリー&デザインギャラリー」はゆったり過ごせる多目的スペース撮影=阿部昌也

クルマの構造に関する知識も身につけることができるピット工房はファミリーに人気【提供写真】


また、今回の事前内覧会では、1965年のF1世界選手権を戦い初優勝を飾った「RA272」と、1966、67年に2年連続世界選手権を制覇した「RC166」のエンジン始動が、元ホンダ ワークスライダーの宮城光さんの手によって行われた。エンジンのカン高い大きな爆音がもてぎの森に響き渡り、レースの迫力を一部だけ体験することができた。所蔵車両のエンジン始動は、イベントで不定期に開催されているので、ぜひチェックしておこう。

RC166は、最高出力over 60PS:18000rpm、最大トルク2.36kgm:17000rpmを実現した撮影=阿部昌也

RA272は、1500ccの12気筒エンジンを搭載。1965年のメキシコGPにおいてリッチー・ギンサーがF1初優勝をもたらした撮影=阿部昌也

ミュージアムショップでは、クラシックなHONDAロゴ入りのTシャツやパーカー、ミニカーやステッカーなど、ヴィンテージコレクションが充実。訪れた記念に、お気に入りのアイテムを見つけてみてはいかが?

ホンダF1第二期のロゴがデザインされたパーカー。ヴィンテージ感あるラインがアクセントに/2万130円(左)、Tシャツ9900円(右)撮影=阿部昌也

ミニカーやポスター、ポストカードなど、コレクショングッズも買える「ミュージアムショップ」撮影=阿部昌也

「ホンダコレクションホール」のリニューアルだけでなく、モビリティリゾートもてぎでは新たなアクティビティが始動。3月1日には、「UNI-ONE」を活用した「進林探検!UNI-ONE」がスタートし、探検心をくすぐる新しい楽しみを提供。さらに、3月8日からは、空のアトラクション「空のアスレチックひろばKONOMI」がオープンし、空中の冒険が楽しめる。

子どもから大人まで、家族全員で楽しめる「モビリティリゾートもてぎ」へ、足を運んでみよう。そして、リニューアルした「ホンダコレクションホール」で、挑戦の歴史を学び、未来を夢見る。そんな特別な時間を過ごしてみよう。

取材=浅野祐介、取材・文=北村康行、撮影=阿部昌也

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