「怖い絵」展に吉田羊来館! 「怖い」にちなみ「5万8100人目」に記念品贈呈

関西ウォーカー

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兵庫県立美術館(神戸市中央区)で開催中の「怖い絵」展の入場者数が8月12日(土)5万8100人を突破。「怖い(581)」にちなみ、記念すべき5万8100人目の来場者に記念品などを贈呈するセレモニーが展示室内で行われ、同展の展覧会ナビゲーターで、音声ガイドを務めている女優の吉田羊がサプライズで登場した。

5万8100人目の来場者となったのは、徳島県阿南市の主婦・渡邊愛さん(29)。同展を旅の最大の目的として、夫の健さん(33)と前日から神戸を訪れたという。

セレモニーにて吉田が登場すると、驚きを隠せない様子の渡邊さん。吉田より、図録と同展の目玉であり、日本初公開となるポール・ドラローシュの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」の額絵が贈呈された。「レディ・ジェーン・グレイの処刑」を一番の目当てとして同展を訪れた渡邊さん。同作品について、事前に資料を読んできたという。吉田の登場に「まさかと思いました。音声ガイドも借りようと思っていたところでした」と興奮を隠せない様子。「今から実物の作品をじっくり観たいと思います」と笑顔で語った。

セレモニー終了後、吉田への囲み取材が行われた。同展の印象について「様々なテーマに沿った恐怖にカテゴライズして展示されているので、それぞれのブースで、それぞれの恐怖を楽しむことができるし、今回の一番の目玉である『レディ・ジェーン・グレイの処刑』の絵に至るまでのあのストロークが、長ければ長いほど期待感が高まる」と述べ、続けて「その期待を遥かに超える圧倒的な存在感で、同作が最後に迫ってきてくれたので、『この展覧会に来て良かったな』と最後の最後に改めて思わせてくれる展示だと思う」と満足気に語った。

音声ガイドを務め、実際に観たいと思っていた作品が数点あったが、「レディ・ジェーン・グレイの処刑」が一番だったと言い、同作を観た瞬間、絵の登場人物の感情が伝わってきて、涙が出たという。「舞台のクライマックスのような臨場感があり、計算されつくした美しい構図で心震えた」とコメント。

音声ガイドをするにあたり気を付けた点については、「『怖い絵』なので、声のトーンを低めに設定した。聴きながらゆっくりご覧いただきたいので、ゆっくり話した。観る方の感性を邪魔しないように、なるべく私情を挟まないようにフラットに、淡々と読むように心掛けた」という。

自身は絵に疎いという吉田。同じように絵は苦手と思っている人にこそ同展を訪れて欲しいという。「この展覧会を機に、絵画鑑賞を人生の選択肢の一つとして、増やしていただけたらいいなと思う。これをきっかけに絵が好きになった人も多いのではと想像している」と呼びかけた。

「怖い絵」展は、兵庫県立美術館にて9月18日まで開催中。入場料、一般1,400円、大学生1000円、70歳以上700円、高校生以下無料。

【関西ウォーカー編集部/ライター南 華凛】

南 華凛

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