渋谷ハチ公像が“水引”のオリジナル衣装を期間限定で着用
東京ウォーカー(全国版)
「Tokyo Creative Salon 2024(東京クリエイティブサロン 2024)」に参画する渋谷ファッションウイーク実行委員会が、2024年3月15日より、イベント「渋谷ファッションウイーク 2024 春」をスタート。これに伴い、3月17日から3月19日(火)までの3日間は、渋谷のシンボルである渋谷ハチ公像が、「THE INSTALLATION HACHI」として、日本の伝統工芸“水引”で作った衣装を着用した。

「渋谷ファッションウイーク」は、渋谷からファッションとアートを発信するイベント。2024年の春は「THINK」をテーマに、渋谷から多様なパートナーと「サステナブルとは何か」を問いかけ、「糸」をモチーフに数多くの施策を展開(渋谷各所でのインスタ―レーションの設置やアート体験の提供など)。
同実行委員会はこうしたコンテンツに人々が「触れ、感じ、想い、考えてほしい」と願い、今回、渋谷ハチ公像を「THINK」の繋がりを表現する“水引”のオリジナル衣装で包んだという。
この衣装を制作したのは、都内各所でインスタレーションを展示している「TOKYO MIZUHIKI|東京水引」の中村江美さん。G7広島サミット2023で使用された、総全長24メートルオーバーの水引のテーブルランナーも水引で制作したアーティストだ。

中村さんは、“人と人の待ち合わせのシンボルとして愛されてきた渋谷のハチ公像”に対し、「コロナ禍が明け、リアルな出会いが見直されてきている世の中をハチ公像はどのように見ているのだろう」と想いを馳せ、そこから「THE INSTALLATION HACHI」を制作。
同作について、「水引は『人と人を結ぶ』想いが込められ伝承されてきた日本の伝統文化で、そのコンセプトを大切に今回の作品作りに取り組みました。本作品に多く用いられる“あわじ結び”は、両手を上げて嬉々としているような形にも見えます。人と人が手を結びそれがつながりとして広がっていく世の中をイメージしています。また、一見繋がっていないようでも、実はどこかで交錯したり偶発的に繋がったりしながらネットワークは形成されていきます。あえてランダムに水引を結ぶ過程を採り入れることで、人と人のつながりは均一ではなく、表情や形も変えながら続いていくものであることも表現しました」と説明している。


取材・文=平井あゆみ
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