12月〜3月は火災の危険度UP!“暖房器具火災”の原因をチェックしておこう

東京ウォーカー(全国版)

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毎年12月〜3月は、空気の乾燥に加えて、暖房器具の使用などで火災件数が多くなる季節だ。中でも“暖房器具に関連した火災”は、平成20年中に発生した火災5763件のうち、全体の3.4%を占める197件(東京消防庁管轄区域内)。実際、暖房器具の火災の事例としてどんなものがあるのか、代表的な事例を検証してみよう。

まず1つ目の事例は、「電気ストーブのヒーターに布団が接触」。電気ストーブをつけたまま寝たところ、ずり落ちた掛け布団が電気ストーブのヒーターに接触し火災に。

2つ目は「石油ストーブのタンクのキャップが外れる」。石油ストーブを点火したまま、カートリッジタンクを抜き取り、灯油を補給。その後ストーブに収納したところ、タンクの給油口口金が完全に締め付けられていなかったため外れ、流出した灯油がストーブの火に着火した。

3つ目は「積まれた新聞紙が崩れてストーブに接触」。残っている灯油を使い切ってしまおうとストーブをつけたままにしていたところ、そばに積み重ねて置かれていた新聞紙やチラシ等が崩れてストーブに着火した。

1つ目と3つ目のように、“可燃物が接触する”火災は、“暖房器具の出火要因”の中でも最大件数の107件だ。また、上記3つのような事例のほかにも、「電気ストーブをテーブルの下に置き、こたつ代わりに使用した」や、「電気ストーブの上に干していた洗濯物等の可燃物が落下した」などが原因で出火することも。特に、“電気ストーブ”等による火災は113件と多く、“石油ストーブ”等による火災38件、“ガスストーブ”等による火災13件、“ハロゲンヒーター”による火災33件と続いている。【※グラフ1・表1 参照】

このように“暖房器具の出火”に至った経緯としては、“機器的要因”よりも“人的要因”が圧倒的に多いよう。“暖房器具の出火の要因”は、身近に起こり得ることばかりなので、常に気をつけて予防法を頭に入れておきたい。火災の実態を知ること、そして取扱説明書などをよく読み、器具の正しい取扱いや管理をすることが大切だ。例えば、可燃物を暖房器具に近づけない、エアゾール缶などをストーブ・ファンヒーターの上やそばには置かないなどの日頃の心構えに加えて、寝るときや外出するときには必ず火を消す、暖房器具のスイッチを切る、コンセントを抜くなど、習慣も徹底したい。

冬の生活に暖房器具は欠かすことのできないものだが、使い方を間違えると危険と隣り合わせ。今一度、“暖房器具火災”の予防法をおさらいしておいて! 【東京ウォーカー】

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