世界各国のギャラリーやアーティストの作品が大集合!国際アートフェア「Tokyo Gendai」イベントレポ

東京ウォーカー(全国版)

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国際的に評価されている現代アートギャラリーが作品を展示・販売する、国際アートフェア「Tokyo Gendai」が2024年7月5日~7月7日の期間中、パシフィコ横浜で開催。2023年に第1回が開催され、今年で2回目を迎えるこのイベントには、欧米、アジア太平洋地域、そして日本から現代アートを牽引する69のギャラリーが参加し、“今”を彩るアーティストたちの作品が展示された。

2024年で2回目の開催となる「Tokyo Gendai」画像提供:Tokyo Gendai, 2024


「Tokyo Gendai」とは、世界各国のアート関係者が一堂に会する世界水準のアートフェアで、各国を代表するアーティストや新進気鋭の知られざる才能が紹介・展示されるイベントだ。また、会期中にはさまざまな分野のアーティスト、キュレーター、コレクターなど第一線で活躍するキーパーソン20人が集結し、アート界における重要なトピックを話し合うトークセッションプログラムも実施された。

画像提供:Tokyo Gendai, 2024

画像提供:Tokyo Gendai, 2024


今回の開催に際して、「Tokyo Gendai」共同創設者のマグナス・レンフリューさんは「世界が日本のアートに触れられる機会、そして日本のアーティストやギャラリーが世界とつながれる場を作れたと感じている。今回は、昨年よりも進化したインタラクティブなアートワークを見ることができるのがポイント。世界中から才能あふれる若手作家や著名な作家が数多く参加しているので見応えは抜群。国際水準のハイレベルなアートシーンをぜひ楽しんでほしい」とアピール。

「Tokyo Gendai」共同創設者のマグナス・レンフリューさん画像提供:Tokyo Gendai, 2024


加えて、レンフリューさんは来場者に向けて「コレクターやギャラリー経営者の方などはもちろん、アートに興味関心のあるすべての方にフェアを楽しんでいただきたい。作品のことを何も知らない状態から次第に理解していく過程は、いわば“旅”のようなものであり、一番わくわくする瞬間です。皆さまにそのような体験をしていただき、アートに通ずる扉を開いてもらえればとてもうれしい」とメッセージを送った。

画像提供:Tokyo Gendai, 2024

画像提供:Tokyo Gendai, 2024


会期の前日となる7月4日に行われた「Tokyo Gendai 記者説明会」では、マグナス・レンフリューさんをはじめ、「Tokyo Gendai」のゼネラルマネージャー・小島レイリさん、プリンシパルパートナーで株式会社三井住友フィナンシャルグループ(以下、SMBCグループ) 常務執行役員 ホールセール部門副責任役員 プライベートバンキング本部長の井沢知己さんの3名が登壇。

主催者挨拶にて、レンフリューさんは「フェアを通して現代美術に身近に触れられる機会を創出し、オーディエンスをさらに増やしていきたい」と、開催に向けての思いを語った。

今回の記者説明会に登壇した小島レイリさん(左)、マグナス・レンフリューさん(中央)、井沢知己さん(右)

「今回のイベントをぜひ楽しんでください」と語るレンフリューさん


井沢さんは「昨年に続いて弊社がパートナーとなり、『Tokyo Gendai』に関わることができてとてもうれしい。今回のイベントが皆さまの生活をより豊かにしていくだけでなく、世界と日本を結ぶ架け橋になれることを期待しています。近年は、世代や年齢問わず現代アートへの関心が高まっているといういい傾向にあるので、SMBCグループは今後も日本のアートを広げていくお手伝いをしていきたいです」と話した。

「Tokyo Gendai」プリンシパルパートナーのSMBCグループ 常務執行役員 ホールセール部門副責任役員 プライベートバンキング本部長・井沢知己さん


小島さんは、開催への感謝を伝えるとともに「芸術文化や知的交流の場として非常にエキサイティングなプラットフォームだと自負している。来場される皆さまがそれぞれにとって刺激的なアーティストや作品を見つけ、その出合いや発見からスタートする交流が多く生まれることを願っています。昨年以上にパワーアップした『Tokyo Gendai』をぜひ楽しんでいただきたいです」と意気込みを語った。

「Tokyo Gendai」のゼネラルマネージャー・小島レイリさん


今回のイベントでは、3つのセクターにて国際的に著名のアーティストから新人アーティストまでを紹介。「Galleries」では日本と海外のギャラリー37軒が集結し、業界を牽引するアーティストの展示が行われた。「Hana 'Flower'」では24ギャラリーによる若手〜中堅アーティストによる作品が、「Eda 'Branch'」ではアジア人作家や歴史的に重要なアーティストの作品が8ギャラリーによって展開。

また、パブリックプログラムの一環として、「Tsubomi 'Flower Bud'」では国籍や世代、文化的アイデンティティが異なる女性アーティスト4名による社会課題に向けた展示、「Sato 'Meadow'」では各ギャラリーを代表する作家による5つの大型インスタレーションの展開、「No 'Root'」では日本国内でさまざまな活動に取り組む芸術文化財団によるショーケースが展示された。

画像提供:Tokyo Gendai, 2024

画像提供:Tokyo Gendai, 2024

画像提供:Tokyo Gendai, 2024


そして、今回はイベント初の試みとなるキッズプログラム「IntoArt」も登場。多様なインクルーシブ教育を行う株式会社Gotoschoolによる、アーティストをゲスト講師として招いてのワークショップの開催のほか、アート図書コーナーや映像上映などを実施した。子ども向けのプログラムは「次世代の才能を育てていくことも『Tokyo Gendai』の役割であり目標のひとつ」と話すレンフリューさんの思いがこもった企画だ。

株式会社Gotoschoolによるワークショップの様子画像提供:株式会社Gotoschool

画像提供:Tokyo Gendai, 2024

画像提供:Tokyo Gendai, 2024


記者説明会の後はガイドによる館内プレスツアーが実施され、各ギャラリーの展示内容などが紹介された。今回のイベントでは69のギャラリーが展示を行っており、世界的なアーティストである村上隆率いる「カイカイキキギャラリー」をはじめ、国内外問わず活躍している実力のあるギャラリーたちが、アーティストたちの選りすぐりの作品を展示していた。

「カイカイキキギャラリー」ではライブペインティングも!


また、フロアでは奈良美智や鬼頭健吾などのアーティストによる、迫力のある大型作品も。世界最高レベルのギャラリーやアーティストの作品が集合する「Tokyo Gendai」。今後のイベントにも注目したい。

画像提供:Tokyo Gendai, 2024

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