京都国際映画祭、2017年オープニングセレモニーは世界遺産で!

関西ウォーカー

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10月12日(木)~15日(日)の4日間、京都市内各所で「京都国際映画祭2017」が開催される。全身の「京都映画祭」から数えて20余年、「映画もアートもそのほかもぜんぶ」というサブタイトルが付けられ、京都国際映画祭となってからは4回目を数える一大イベントだ。

開催に先駆け9月6日にはよしもと祗園花月でプログラム発表会見が行われた。今年のキャッチコピーは「京都三泊四日」。4日間にわたって行われる京都国際映画祭を、京都に留まってめいっぱい楽しんで、という意味を込めて作られたコピーだ。ポスターにはこのコピーと、国宝の鳥獣戯画にも登場するウサギとカエルが登場、映画やアートを観賞したり、ラーメンを食べたり、観光する様子が楽しげに描かれている。

発表会見では木村祐一とKBS京都の平野智美アナウンサーがMCを務め、登壇者を迎えた。門川大作京都市長や京都国際映画祭実行委員会の中島貞夫名誉委員長、中村伊知哉実行委員長らがあいさつを述べた。

昨年は世界遺産の二条城でオープニングセレモニーが行われ、注目を浴びたが、今年も世界遺産・西本願寺の重要文化財で、江戸時代初期につくられた南能舞台がオープニングセレモニーの会場となる。西本願寺の本多隆朗執行長は「レッドカーペットは国宝の唐門をバックに歩いてもらうことも考えている」との考えを示した。セレモニー会場では、牧野省三賞や三船敏郎賞が発表される。

また、映画部門について9月6日現在、計47プログラム82作品以上が上映される予定。、京都国際映画祭総合プロデューサーの奥山和由氏は、この映画祭が日本初公開となる特別招待作品の「火花」がワールドプレミア作品として上映されることも発表した。お笑いコンビ・ピースの又吉直樹の純文学作品を原作に、板尾創路が監督を務めた同作品は菅田将暉と桐谷健太が主演する。発表では予告編と共に、2人のビデオメッセージも流された。菅田は「これはコメディではなく、青春映画」、「夢を目指している人が感じる何かがある作品」とアピールした。

奥山総合プロデューサーが特にすすめるのが特集上映となる「五社英雄特集」。没後25年を経た五社英雄監督の「御用金」、「鬼龍院花子の生涯」「女殺油地獄」など、初期から晩年の作品まで5本を上映する。今なお色あせない名作に加え、関係者の証言なども交え、紹介する。

そのほかテレビ局と吉本興業による共同制作プロジェクトで作られた「TV DIRECTOR’S MOVIE」やサイレント・クラシック映画など、内外の作品がそろい、見どころ満点。

映画部門では、今回アニメーション部門が新設され、ナビゲーターには京都特別親善大使にも選ばれたアニメ「有頂天家族」が起用された。

アート部門は「生生流転」がテーマ。アートプランナーのおかけんたが登壇し、アート部門を説明した。注目は京都芸術センターで開催されるLIMITS「Digital Art Battle in KYOTO」。世界レベルで繰り広げられるデジタルアートのバトルイベントだ。

また、元立誠小学校では木村祐一、西方凌の夫婦による「企画展示・ワークショップ」や「アニメを通して見る京都の世界」といった展示も。築90年になる元立誠小学校は今後解体され、跡地にはホテルの建築が決定しており、京都国際映画祭で使用されるのはこれが最後になる。

そのほか、京都市内の図書館を利用した芸人おすすめ本のポップ展示や岡崎公園でのエンタメステージやブース出展をはじめ、3泊4日では足りないぐらい盛りだくさんのイベントや展示が行われる。詳細や追加情報は京都国際映画祭2017のウェブサイトで紹介されるので、チェックをお忘れなく!

関西ウォーカー

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