イラストレーター中村佑介とアジカン・ゴッチが大阪でリラックス旧友トーク

関西ウォーカー

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イラストレーター・中村佑介の活動15周年を記念した「中村佑介展 15 THE VERY BEST OF YUSUKE NAKAMURA」(会場:大阪芸術大学スカイキャンパス あべのハルカス24階)で、9月2日(土)トークショーを開催。中村と旧知の仲であるASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文を迎え、中村がCDジャケットを手掛けたアジカンの作品についてのトークなどでファンを喜ばせた。

「音楽とどういう付き合い方をしてきたのか聞きたいなと思った」と中村がインタビュアーになりトークが進行。学生時代の話や大学受験の話などリラックスムードでトークが進んでいき、アジカンメンバーとの出会いの話に。モニターにインディーズデビュー当時のアジカンのアーティスト写真が映し出されると、当時の冴えないメンバーに2人が総ツッコミ。後藤は「そりゃ『売れない』って言われるよね」と話すと、中村も「絶対売れないと思ってた」と同調。これには会場も爆笑。「CDジャケットを描くの、1枚で終わるだろうなって思ったもん」と中村の素直な思いを聞いた後藤も爆笑していた。

アジカンがブレイクしたときの心境や各作品の思い出を赤裸々に話す後藤。話題は「中村君が殺されかけたという伝説のアルバム」と後藤が話す作品「マジックディスク」に。中村のイラストが全面にあしらわれた6面ジャケットが印象的な作品だが、後藤は当時の心境を「CDはもう終わるんだと思ってたから、CDでしかできないものを作りたかった」と振り返り、中村からも立体にするアイデアなどがあったと明かす。

そして中村は、映画「夜は短し歩けよ乙女」の主題歌になったアジカンの最新曲「荒野を歩け」についてコメント。「これまでのタイアップの曲と比べて、作品の世界を曲でどう表現しようかみたいなところまで考えてた。あの映画で見たときに一番好きだったのが、この曲が流れるシーンだった」と話すと、後藤も「俺もね、そう思った(笑)」と返し、会場からは笑いが。中村は「どうやって仕上げてくるのかなって思ってたけど、世界だけ共有して主人公を変える、別の角度から光を当てるような感じで、作品に寄り添うだけ媚びるわけではない距離感がアジカンっぽい」とベタ褒め。後藤が中村の話を受け「あの群像劇の中に混じっていけるような、群像劇をまたもう一作書き足すような気持ちで書けばハマるだろうと。青春っぽい曲を書こうと思った」と話した。

2人のトークが終了すると集まったファンからの質問コーナーや、栃木や群馬など遠方から来たファンもいたので特別なプレゼント企画も実施。イベントは予定より30分以上超過する盛り上がりをみせた。

「中村佑介展 15 THE VERY BEST OF YUSUKE NAKAMURA」は9月18日(月・祝)まで開催。最新映画とのタイアップで書き下ろしされた新作をはじめ、開催当初にはなかった展示も追加している。

【関西ウォーカー編集部/ライター山根 翼】

山根翼

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