旭山動物園でキリンと一緒に暮らす、ちょっと不思議な鳥たち
北海道ウォーカー
旭山動物園では、生息地が近い動物たちを同一の施設で展示する「共生展示」をさまざまな舎で行っていますが、2頭のアミメキリンが暮らす「きりん舎」もそのひとつ。

アミメキリン同様、アフリカを生息地とするモモイロペリカンとホロホロチョウも、キリンと同じ敷地内で暮らしています。もちろん、それぞれを仕切る柵はありませんよ。

まずは、モモイロペリカン。羽を広げると2~3メートル、体重も8~10kgになるという、思いのほかビッグな鳥。「ペリカン」というと、長いくちばしと大きなのど袋が思い浮かびません? 魚を食べるときには魚を水ごとすくい上げ、くちばしのすき間から水だけ出して丸呑みするそう。なんとも豪快。
「あれ? モモイロペリカン、っていうけど、白くなかった?」と首をかしげた皆さん。そうなんですよね。ペリカン、って白いイメージがあります。実は、春の繁殖期の時期だけ羽は桃色に変化し、それ以外は白いんですって(風切羽のみ黒色)。

ちなみに、和名だと「モモイロペリカン」ですが、英名は「White pelican」。「白じゃん!」とつっこみたくなりますね。

旭山動物園ではオスとメスのペリカンを飼育しています。大きい方がオスなので、じっくり見比べてみてください! ペリカンは、放飼場の奥の小さな池の方によくいるそうですよ。

そして、ホロホロチョウ。放飼場をちょこちょこ歩き回っている、まあるい鳥です。この鳥は、飛ぶよりも走る方が得意。敵から追われる時は走って逃げ、夜は木の上で寝るそう。
このホロホロチョウ、もうひとつの特徴が鳴き声。普段は、コケッコケッ、と小さくさえずりながら歩いていますが、たまに、ホギャー!というような、かなりの大声で鳴くそう。遭遇してみたいですね!

「きりん舎」ですから、キリンに目が行きがちではあるんですが、一緒に暮らすこの鳥たちもなかなか面白いと思いません? ただし、モモイロペリカンとホロホロチョウの展示は夏期開園期間のみなので、冬になる前に見に行きましょう!
※写真提供:旭川市旭山動物園
【北海道ウォーカー/出村聖子】
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