【福岡観光ガイド】北九州を語るうえでハズせない名城! 小倉のシンボル的存在「小倉城」

九州ウォーカー

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関ヶ原の戦いの功労で入国した細川忠興が、1602(慶長7)年に築城した「小倉城」(北九州市小倉北区)。4階と5階のあいだに屋根のひさしがなく、5階が4階よりも大きい「唐造り(からづくり)」と呼ばれる様式が特徴的で、土台の石垣を含めて高さ47.5mと、まさに小倉市街のシンボルともいえる名城だ。

勇壮かつ、美しい姿でたたずむ「小倉城」。周りに堀を配し、堅守を貫いた


市民の熱い想いで再建した、見どころ満載の城に潜入!


現在の城は、1959(昭和34)年に市民の熱望により再建されたもの。城内は当時の藩主だった細川家、小笠原家にまつわる貴重な資料や小倉城下町の隆盛を再現した精巧なジオラマを展示するなど、見どころが充実している。

【写真を見る】城下町・小倉の暮らしぶりを約1500体の和紙人形で再現したジオラマ


殿様が正月に食べていた料理を当てるミニゲーム。食文化の知識を持ち合わせていないと、大人でも難しい


「島原の乱」出陣前夜の作戦会議風景を再現したコーナー。中央に座っているのが、当時の藩主・小笠原忠真


さらに2階は殿様の暮らしぶりを遊びながら学べるクイズや、「島原の乱」出陣前夜の作戦会議風景を「からくり人形」で再現したコーナーといった人気の体験ゾーンが設置され、子供連れでも楽しめるフロアとなっている。

「小倉城」が焼失した1866(慶応2)年が寅年だったことにちなんで描かれた「迎え虎」と「送り虎」。写真は「迎え虎」


そして、いよいよ天守閣最上階、東西南北にわたる小倉市街地の風景を堪能できる展望ゾーンへ。殿様しか見られなかったであろう絶景をぜひ堪能してほしい。城内を楽しんだあとは周辺に残る石垣にも注目したい。切り石を使わない野面積みが一部残り、その豪快さに当時のようすが偲ばれる。

5階展望ゾーンから眺めた西側の風景。下に見える和風建築が「小倉城庭園」


近くにある「小倉城庭園」、「松本清張記念館」も一緒に観覧できるお得な「3施設共通入場券」(大人700円、中高生400円、小学生250円)も販売しているので、合わせて楽しむのもオススメだ。

[小倉城]福岡県北九州市小倉北区城内2-1 / 093-561-1210 / 9:00~17:00、4~10月は~18:00(最終入館30分前) / 無休

【九州ウォーカー編集部/取材・文・撮影=諌山 力】

諌山 力

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