クラフト盆栽で大切な思い出がよみがえる!BS日テレ企画「想い出の松プロジェクト」が始動

東京ウォーカー(全国版)

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1枚の写真から大切な思い出を蘇(よみがえ)らせて、ずっとあなたのそばに――。BS日テレの企画「想い出の松プロジェクト」は日本クラフト盆栽作家協会の匠(たくみ)が、1枚の写真をもとに、その木を再現して盆栽に仕立てるという新しいオンリーワンのサービスを開始した。家族が大事にしていた盆栽や、故郷でいつも見守ってくれていた実家の庭木など、大切な思い出をクラフト盆栽作家が一鉢の盆栽として蘇(よみがえ)らせてくれる。

写真から大切な思い出をよみがえらせて、ずっとあなたのそばに


このプロジェクトについて担当者に話を聞いてみた。

ーー今回の企画の意図や狙い、ターゲットを教えてください。
手工芸の盆栽を「高品質のインテリア」だけでなく、個人の思い出として「オンリーワン」の作品として仕上げます。クラフト盆栽はもともと手作りの1点ものですので、それを活かした企画です。ただ、いいものを飾るというのではなく、自分だけの大切な思い出をハイクオリティな作品にしてインテリアにすることができるので、思い出を大切にされる方におすすめしたいです。

ーー今回のサービスのイチオシポイントは?
クラフト盆栽は工芸品で、一般的な量産型の造花とは全くクオリティの違うものです。完成品を買うのも十分素晴らしいですが、オーダーメイドで自分だけの作品ができるまたとないチャンスです。

ーー今回のサービスのアイデアはどのようにして生まれましたか?
あるときお客様からいただいた椿のご注文がきっかけでした。結婚時に奥様が新居に椿を植え、以来大事に育てていらっしゃったそうなのですが、数年前残念ながら奥様が亡くなられ、そのあと手入れができず枯らしてしまったそうです。そのことがずっと心に引っかかっていたとのことで、ご注文を受け早速お作りしましたところ、「とてもかわいらしく妻が帰ってきたよう」とお喜びいただきました。

ーー心温まる素敵なエピソードですね。
完全にそっくりに再現することはできないため納得いただけるかという難しさはありましたが、ご注文いただいて、そのまま作成発送するのではなく、ストーリーをお聞きし、制作途中で画像を見ていただき、発送前にもう一度画像を見て確認していただくというやりとりを重ねることで、手間はかかりますが、人と人との交流を生み、注文主と作家が再現のために一緒に頑張ったという新たなストーリーが生まれ、よき思い出のひとつとなりました。

ーー最後に、ユーザーへのメッセージをお願いします。
現在このような注文を受けることができるクラフト盆栽作家は国内外ともに数えるほどしかいません。約1カ月の納期となっていますが、ご注文が重なった場合は納期が延びるか、受注を停止させていただく場合がありますのでご了承ください。

盆栽は育てるのが難しい!注目される「クラフト盆栽」

盆栽を育てて形を作っていくことは難しく時間がかかるものだ。大切にしていたのに枯らしてしまった、世話があるから出かけられない、気候が合わないため育てられない、思い通りの形にしていくには何年、何十年もかかってしまう…と、挫折するケースも少なくない。生きた盆栽を育てることは素晴らしいことだが、インテリアとして飾ることを目的にしていると、その扱いは難しすぎる。そこで注目されているのがクラフト盆栽だ。

クラフト盆栽


クラフト盆栽は、針金や紙、樹脂粘土などを用いて作る手工芸の盆栽。作家が1点ずつ手作業で作成する美術品と呼べるもので、そのクオリティは本物と見まごうばかり。一般的な、型を作りパーツを組み立てて工場で大量生産する造花の鉢植えも出回ってはいるが、どうしても味気なさが拭えない。その点、1点ずつ手作りのクラフト盆栽は至近距離で見ても本物さながらで味わい深く、間違えて水をやってしまう人もいるほどだ。

作家が1点ずつ手作りする


クラフト盆栽をオーダーする「想い出の松プロジェクト」

高級感のあるインテリアに

クラフト盆栽は枯らしてしまう心配がなく、水やり、日照、お手入れは不要。ただし、写真という少ない情報をもとにすることや、クラフト盆栽の製法、素材等さまざまな要因により、全く同じに作ることは難しく、大まかな樹形、雰囲気を合わせるということで作成できる。記念や思い出としてはもちろん、優れた匠の作品は、インテリアとしてもクオリティが高い。見る人からは「これ本物じゃないの?」「すごくかっこいいね」と、どんな部屋でもほめられるインテリアに格上げしてくれる。

【事例1】枯れてしまった盆栽の木や、写真から盆栽を再現

「大切に育ててきた盆栽を枯らしてしまった」「また新たに育てることもできないので、このような枝振りの盆栽を作ってほしい」といった要望に応える。枯れ枝から完成形をイメージしたり、盆栽の写真から再現したりすることができる。

枯れた幹から再現


【事例2】故郷の庭の松を盆栽に

故郷の実家にあった松の木のイメージを盆栽にしてほしいというケース。写真で見ることができる角度が限定され、立体像がわからない場合は想像で作り上げる。

【写真】庭木を再現することも可能

※縮小したミニチュア(ドールハウス)を作ることはできないので、「樹形が同じような盆栽」を作ることとなる。完全にそっくりに作るものではない。

【事例3】楽しかった思い出を盆栽に

夫婦で行ったタケノコ掘りの楽しかった記憶。幸せそうな写真。いつも思い出して幸せな気分でいられるように、との要望もおまかせ。このようなケースは写真がなくても作ることができる。そのほか、思い出はなくても「こういった枝振りの盆栽が欲しい」という要望にも応える。

思い出からイメージして作成

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