SKE48松村香織、映像クリエイターらと次世代の“8K映像”を語る
東京ウォーカー(全国版)
シャープは8月31日に8K対応液晶テレビ「AQUOS 8K <LC-70X500>」を発表。これに伴って、9月15日にKADOKAWA第3本社ビルで開催されたイベント『AQUOS 8K体験&トークショー』にSKE48の松村香織さんや、人気の映像クリエイターらが登場。8K映像についてのトークセッションを展開した。

2018年には、8K実用放送や8K解像度対応ゲームの登場なども控えており、8K市場は急速に拡大する見込みだ。家庭でも8K映像を楽しめる時代が、すぐそこまで迫ってきている。そんななか今回特別に、12月1日発売予定の8K対応液晶テレビ「AQUOS 8K」を使って、8K映像の魅力とコンテンツを体験できるイベントが開催された。
2016年8K/HDRオリジナルショートフィルム作品『LUNA』の制作を担当した池田一真氏(ピクス/management所属)・諸石治之氏(ロボット所属)、SKE48の松村香織さんとシャープのテレビ開発担当者らが集い、8K映像について語った。
イベント冒頭で松村さんは「SKEで8年なんですけど、今までで一番かたいイベント(笑)。私にとって8Kなんて遠い存在ですね。3Dのカメラも持っていたりするんですけど、あまり使うこともないくらいで。今日はいろんな話を聞きたいです。4Kと8Kの違いも分からないです…」と苦笑。「演者として8Kは出てほしくないですけどね…。映像にふんわりフィルターをつけたいくらいです。解像度が高くなることで、メイクを変えたり、照明を強くしたり、演者も個々にいえないことをいっぱいしてると思いますよ(笑)」と暴露トークも繰り出した。
最新の8K技術情報については、シャープ TVシステム事業本部 国内事業部 8K推進部長の高吉秀一氏と、同社・栃木開発センター 第2開発部長の高倉英一氏が紹介した。「2018年12月から、8Kの実用放送がスタートして普及していきます。具体的にはNHKから。まだ先の話というわけではなく、あと1年しかないと我々は考えています。まず、8Kのポイントは3つあります。ひとつ目は現在の2K(フルハイビジョン)の16倍の解像度をもつ超高精細な映像が、家のBSアンテナなどを通して見れるようになること。ふたつ目はHDR(映像に記録できる明るさ情報<輝度>のレンジを拡大する技術)に対応した番組なら、明るいところはより明るく、暗いところはより暗く表現され、しっかりとした映像が楽しめるようになること。そして最後は、音声が現在の5.1チャンネルサラウンドから22.2マルチチャンネルで楽しめるようになることです。また、8Kは実物が目の前にあるようなリアルな臨場感が特徴。実物と見分けがつかないほどの実物感もあるんですよ」と説明。
また、「8Kはこれまで目に見えなかったものまで映し出すんですよ。気付かなかった新たな発見と感動をお届けできると思います。例えば(会場で披露された)この伊能忠敬の地図なんですけど、肉眼でも読めなかったような細かい漢字も8K映像では見えるようになったりします」と解説。これに対し松村さんは「アイドルにとっては危ないですね(笑)。研究は8Kで止まっていただけると嬉しいです」とお茶目な笑顔を見せた。

その後、イベントでは8K/HDRオリジナルショートフィルム作品『LUNA』の上映も行われた。作品プロデューサーの諸石氏は「現在、メディアは高精細化・高度化の渦中ですが、8Kのいろいろな楽しみ方を考えたいということで今回のトライアルがありました。8Kは、自然の美しさ、スポーツの躍動感などを映し出したノンフィクションのコンテンツが多いと思うのですが、今回はあえてクリエイティブな作品を制作しました。8Kで『心を動かす』作品に挑戦したいということで“物語を描くこと”を大事にしています。実は8K /HDRというのは世界初になるんですよ。今回の作品はCG合成も多用していますが、嘘くさくはなく、でもファンタジックな作りになっています」と、作品についてアピール。監督の池田氏は「既存の映像と比較して、8Kは、光・色の表現力が圧倒的に違うのかなと思います。『トーンを作る』ということでどう折り合いをつけようかなと悩みました。今作は、今までの考え方では『恥ずかしいな』というくらいの色も率先して使っています」と付け加えた。
同作品の鑑賞後、イベントMCは「テレビの箱の中でリアルに人が演技しているような感覚。女の子がこっちを見ると思わず照れちゃったり、これは8Kならではの感覚かも」と8K映像の臨場感についてコメント。松村さんも「作品中の主人公たちと文化祭の作業を一緒にしているような感覚になりました。本当に主人公たちと一緒に教室にいるような、より自分の感覚や気持ちが動くなと思いました」と8Kの表現力の高さについて感想を述べた。
諸石氏は、8K対応の映像作品をクリエイションすることについて、「キャンパスが大きくなった感覚、色鉛筆の種類が増えた感覚です。クリエイティブの大きさが大きくなったという面白さが8K作品づくりにはあると思います」とコメントし、高吉氏は「今後は8K対応のデジタルカメラやゲームが出てくることもアナウンスされていますし、我々が想定していた以上に8K楽しめる機会が増える。ワクワクするような時代が近づいていると思います」と締めくくっていた。【ウォーカープラス編集部/PR】
編集部
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