【Go!Go!シーホース vol.02】プロバスケットチームの舞台裏に潜入します!
東海ウォーカー

2017年9 月29日(金)のB.LEAGUE 2017-18 SEASON(以下Bリーグ)開幕まで2週間。各チームの選手もそろい、シーズン開幕に向けて追い込みに入っている時期だ。ただ、バスケばかりに打ち込めるかと言えば、そうではないのがプロの定め。プロバスケチームはどのように過ごしているのか、その舞台裏をのぞいてみた。
練習や練習試合は当然として、彼らは「プロ」だ。だから、バスケ以外の活動もある。まず、我々のようなメディアの取材対応が挙げられる。メディア側はチームの広報担当者に取材依頼。企画書を送付し、スケジュールを調整して取材へ。選手の貴重な時間をいただく以上、メディア側はチームの都合に合わせるのがマナーだが、おいそれといかないケースも。一般企業であれば残業に当たる取材があるかもしれないが、快く対応するのがプロの務めとなる。
プロスポーツにファンの存在は欠かせない。しかし、ファンの開拓をメディア頼りにしていては怠慢に映るだろう。そのため自分たちから情報を発信し、ファンを楽しませていくことも大切だ。
8月某日、アイシン精機体育館をのぞいてみるとコートには大掛かりなセットが。この日はHPやポスターに使うビジュアルのスチール撮影、試合会場でオンエアされるムービーの収録が行われていた。ムービーの収録は短い台詞があり、何度か録り直しをお願いされる選手の姿も。スチール撮影も同様で、ちょっとシャイな選手は一苦労(もしかして試合より緊張?)。だけど、これらはファンのための大切な「仕事」である。「俺は別に…」というわけにはいかない。不慣れな選手が多いなか、チームの大黒柱である橋本竜馬選手の笑顔は飛び抜けて素敵だった。あの笑顔があればセールスマンをやっても日本代表級の活躍は確実。橋本選手!マダムに宝石を売りに行きませんか?

体育館の片隅ではペンを片手に黙々とサインをする選手が。ファンやスポンサー などに向けたグッズへのサインである。Tシャツやボールを合わせると膨大で、かなり骨の折れる作業となる。でも、「サインをすること」は、チームを支えてくれている人々へ「感謝を伝えること」と等しい。一つ一つ、丁寧にペンを走らせる姿が印象的だった。
シーズンが幕を開けても、ファンとの触れ合い時間など、やるべきことはたくさん。プロはなかなか忙しい。でも、それがバスケで飯を食べるということ。ふと小学生の頃を思い出す。卒業アルバムに将来の夢は「プロバスケットボール選手」と書こうとした。すると「日本にバスケのプロはないぞ」と笑われたのを覚えている。あれから二十数年。目の前には、あの頃はいなかったプロがいる。日本にもこんな時代が来たのだと、一人のバスケファンとしてしみじみ思う。いよいよ開幕まで2週間。毎週土曜日の更新をお楽しみに!【ライター/シックスマン】
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