MEGUMI、水曜日のカンパネラ・詩羽ら愛用のアイテムを活かしたランウェイも好評…「渋谷ファッションウイーク 2024 秋」レポート
東京ウォーカー(全国版)

2024年10月19日、20日の2日間、多様なカルチャーや価値観を持った人々が交錯する街、東京・渋谷にて「渋谷ファッションウイーク 2024 秋」が開催。20日には路上ランウェイショー「SHIBUYA RUNWAY」も行われ、会場の文化村通りは大盛り上がりとなった。
「渋谷ファッションウイーク」とは?
「渋谷ファッションウイーク」とは2014年3月の初開催以来、毎年春と秋に行われている、渋谷の大型商業施設などが連動して最新のファッションを発信するイベント。22回目の開催となる今秋の「渋谷ファッションウイーク」は、コンセプトに「DIVERSE SUSTAINABILITY(多様なサステナビリティ)」を掲げ、ファッション×サステナブルな取り組みを多数実施。
同イベントの代名詞ともいえる「SHIBUYA RUNWAY」でも、こちらのコンセプトに沿ってふたつのコンテンツを展開。第1部「THE VINTAGE」、第2部「THE INCUBATION」という構成でファッションショーを行い、大勢の観客を沸かせた。
「SHIBUYA RUNWAY」レポート
第1部「THE VINTAGE」
新しいことにクリエイティブで挑むデザイン事務所「れもんらいふ」とのコラボレーション企画。“想いをつなぐ・継承”をテーマに、著名人が愛用していた私物と、トレンドであるヴィンテージアイテムを掛け合わせ、スタイリングしたステージを展開。
俳優・タレントとして活躍するMEGUMIさんをはじめ、水曜日のカンパネラ・詩羽さん、さらば青春の光・森田哲矢さん、アートディレクターの千原徹也さんなど、多くのタレントやモデル、クリエイターがファッションアイテムを出品し、それらを纏ったモデルによる華やかなランウェイがくり広げられた。





さらに、本ランウェイとの連携企画として、コミュニティショップ「THE POP-UP」も西武渋谷店にて開催。著名人らが愛用していたファッションアイテムを購入できる……ということで、こちらもにぎわっていた。

第2部「THE INCUBATION」
服飾学校5校(ESMOD・東京校、バンタンデザイン研究所、文化服装学院、武蔵野ファッションカレッジ、東京モード学園)の学生が、リメイクでの表現に挑戦するインキュベーション企画。東急電鉄との連携で、16年ぶりにリニューアルされる制服を素材にした作品が発表された。

本企画のパートナーは「FASHION X」で、5校の学生たちから自作のデザインを公募。厳正な審査を通過したさまざまなデザインを、監修にデザイナーの原まり奈さんを迎えてブラッシュアップ。そうして新しく生み出された価値を渋谷から発信する……といった内容で、趣向を凝らした15着の衣装がお披露目された。















運営陣に「SHIBUYA RUNWAY」の感想を直撃
「SHIBUYA RUNWAY」の終了後、同イベントを企画した、渋谷ファッションウイーク実行委員会・実行委員長の大西賢治さん、れもんらいふ代表・千原徹也さん、FASHION X代表取締役・畠山怜之さんにインタビューを実施。率直な感想を聞かせてもらった。

――今秋で22回目の開催となった「渋谷ファッションウイーク」について、ご意見、ご感想をお聞かせください。
【大西賢治】年に2回のペースで10年にわたり、渋谷からファッションや音楽に関するさまざまな情報を発信してきました。大勢の方に楽しんでいただけているイベントですので、これからも精力的に取り組んでいきたいですね。今回のテーマであるファッション×サステナブルというのも、非常におもしろい切り口だったと感じております。
――今回は多くの著名人に協力してもらう形で「THE VINTAGE」という企画が実現しましたが、こちらに対しての感想もお聞きしたいです。
【大西賢治】ヴィンテージには「古くてクオリティの高いもの」という意味があります。「古いものをオシャレに着こなして、渋谷に遊びに来てもらう」というのは、まさにファッション×サステナブルに当てはまる考え方なので、そうした取り組みが実現できて、私自身も大変勉強になりました。皆さんにもぜひ、トライしていただきたいです。
――「渋谷ファッションウイーク」に参加された、率直なご意見、ご感想をお聞かせください。
【千原徹也】愛着のある渋谷の街にこうして赤い絨毯が敷かれて。青空とのコントラストも相まって、ものすごく個人的な感想で恐縮ですが「すごくきれいでいいな」と感じました。海外でもこのような環境で実現できるファッションショーはなかなかないので、渋谷の街を使った大規模なイベントが、これからもどんどん増えていくといいですね。
――「THE VINTAGE」では、著名人が愛用するさまざまなファッションアイテムが効果的に使われていましたが、ご覧になられていかがでしたか?
【千原徹也】アイテムそのものは事前に確認していたのですが、ランウェイで改めてそれらを見て、環境次第でさらにカッコよく見えることに気づかされました。スタイリングも各著名人のイメージに合ったものになっていて、非常に魅力的でしたね。
――「THE INCUBATION」をご覧になられて、いかがでしたか?
【畠山怜之】学生さんだと、学校の外で作品を発表する機会ってそこまで多くないんです。そういう場をもっと作れないかなと服飾学校の方と話していたところ、「SHIBUYA RUNWAY」のお話をいただきまして。今回このような形で企画を実現させていただきました。作品そのものはもちろん、学生さんたちの「世の中に羽ばたいていきたい」という気持ちも表現できたんじゃないかな……と思うので、このような素晴らしい機会をいただけたことに感謝しています。
――プロジェクトを進めるなかで印象的だったことはありますか?
【畠山怜之】一人ひとりに表現したいものがあり、それぞれが工夫を凝らして作品の制作に当たっていて。監修のデザイナーさんとも喧々諤々しながらクオリティを高めていく過程が印象に残っています。本番直前まで、ステージ裏で衣装の手直しをしたりして。そうして臨んだショーなので、成功して本当によかったです。
取材・文=ソムタム田井
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