業界初！小麦麺を使った即食可能の「らーめん缶」が発売開始

株式会社丸山製麺が企画・運営するラーメンブランド「ヌードルツアーズ」より、業界初となる小麦麺を使った「らーめん缶」を発売した。本商品は、八戸缶詰グループの株式会社三星と共同開発した商品だ。常温で3年保管可能で、調理不要もしくは湯煎で楽しめる。「らーめん缶」とはどのような商品なのか、担当者に聞いてみた。

――「らーめん缶」に関して、意図や狙い、ターゲットについて教えてください。

飲料自販機での販売を予定しているほか、イベント等での軽食需要などを想定しております。また賞味期限が3年と長いことから防災グッズとしても展開できると考えております。

――「らーめん缶」の特徴やこだわりのポイントについて教えてください。

製粉会社と弊社製麺会社で何度も試作を重ね、製造が難しいと言われている伸びづらい麺の開発に成功しました。缶のフチについても、開けた際に指を傷つけないよう滑らかに仕上げております。

――業界初の、小麦を使った「らーめん缶」ですが、発売にいたるまで苦労した点はありますか。もしあれば、それをどのようにクリアしたかも合わせて教えてください。

試作の段階では麺がすぐに伸びてしまったり、切れてしまったりとラーメンとして商品化するまでにかなりトライ＆エラーを重ねました。とても時間がかかりましたが、製粉会社様、缶詰会社様、そして弊社の職人それぞれの技術を合わせることで難題を突破することができたと感じています。

――長期保存可能な常温商品のニーズが拡大していく傾向にあると考えているとのことですが、今後の商品展開について展望があれば教えてください。

今後味の拡充はもちろん、海外輸出についても検討しております。本商品を通じて日本の「らーめん文化」を世界に広げていきたいと考えております。

――読者へのメッセージをお願いします。

丸山製麺が日本初のらーめん缶をリリースいたしました！常温で保存が可能ですので、非常食や防災グッズにもぴったりです！ぜひお手に取ってみてください！！

ラーメンブランド「ヌードルツアーズ」とは？

「ヌードルツアーズ」とは東京の老舗製麺所・丸山製麺が、ラーメン自販機運営などのノウハウと、厳選した原料と衛生管理を徹底し製造した冷凍麺を活用し、意欲的な商品開発にチャレンジするラーメンブランドだ。全国の有名店のラーメンを味わえる、冷凍ラーメン自販機で、非対面式で24時間いつでも気軽に購入可能だ。湯煎でカンタン調理ができ、お店さながらの本格的な味を楽しめることで人気を集めている。2021年3月開始の冷凍ラーメン自販機「ヌードルツアーズ」の設置数は日本全国220カ所以上(2024年1月時点)、販売食数は累計50万食を突破した。

「らーめん缶」は飲料自販機に納入可能なサイズで、全国にあるおなじみの飲料自販機にて展開可能。保温販売に対応予定で、すぐに温かくておいしいラーメンが味わえる。お店に行くのはちょっとハードルが高いと思う人や行列に並ばずにラーメンを楽しみたい人、自分好みにアレンジして食べたい人は、ぜひ「らーめん缶」を購入してみてほしい。

文＝久米碧