イケアが発表!日本人向けの住宅お悩み解決ショールームとは?
関西ウォーカー
世界37か国、約300店舗展開するスウェーデン発世界最大級のホームファニッシングカンパニーとして知られるイケア。その日本法人イケア・ジャパン(本社:千葉県船橋市)が日本上陸5年目を迎えた。
そこで同社は、今まで店舗に寄せられた日本人の住宅環境に対する期待や問題点に対する意見を集約、インターネットや訪問調査でリサーチした結果を基に、2010年1月より店舗の展示方法を改善するプロジェクトを展開。その先駆けとして、既存5店舗のうち関西の2店舗(IKEAポートアイランド、IKEA鶴浜)で展示方法の改善を実施した。
1月28日に開かれた「プレスカンファレンス」では、マーケティング・マネージャーであるローアール・ルングレン氏が、「日本にふさわしい快適な暮らしを提供することに、イケアは常にナンバーワンでありたい。そこで、日本でも徹底的にリサーチを続けている。過去10年間に建てられた集合住宅(約95万戸)の約6割が3LDK(リビング1室、洋室2室、和室1室)であり、その約8割の主婦が、年齢は関係なく、収納方法に悩んでいる実態が分かりました。さらに、日本人のお客さまは、“低い高さの家具を取りそろえた方が部屋が広く見える”と誤解している人が多いこと。そういったリサーチで分かったことを、店舗の展示方法、ショールームに反映させました」とイケア・ジャパンの今後のビジネスの方向性を語った。
また、IKEAポートアイランドのストアマネージャーであるマーティン・ブラッシュ氏は、「日本人のキッチンの広さは、63%が2.5平方メートル。81%が直線に配置されたI型キッチンを使用しています。平均的な長さは2.55メートルになります。そのような平均的なキッチンを作る際に、日本人の平均予算は50〜100万円です。ですが、イケアでは最低12万9900円で提供しています。そこで、今回はショールームを日本人がよく使うサイズのキッチンのバリエーションを分かりやすく展示しています」と日本のキッチンの現状を報告した。
IKEAポートアイランドに作られたキッチンショールームでは、台所の収納問題を解決するため、さまざまな収納方法を展示。皿が多い家庭用の棚、ゴミ箱をシンク下に格納するなど、実際に展示を見て具体的にキッチンを作ることができるのだ。
一方、IKEA鶴浜では、3000人へのインターネット調査に基いて作られた、実際の3LDKの間取りを再現したショールームを展示。6畳の部屋にダブルベッドを置いたベッドルーム、複数いる子供が快適に過ごせる子供部屋などを展示し、収納の工夫の仕方が具体的に分かるよう示していた。
これらショールームの改善は関西から始まり、順次関東の店舗でも実施される予定だ。【関西ウォーカー/若林 毅】
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