【年末年始は雑学三昧!】黒豆、数の子、田作り…おせち料理に込められた意味を知ってる?
東京ウォーカー(全国版)

言葉の雑学をクイズ感覚で学べる
「けんたろ式“見るだけ”ことば雑学辞典 図解とクイズで広がる教養」
(KADOKAWA)が、2024年12月20日に発売された。Amazonでは「雑学・クイズ」「パズル・ゲーム」部門で1位を獲得した注目の新刊だ。今回はその中から、「おせち料理に込められた意味」をテーマに、著者のけんたろさんが解説する。
「おせち料理に込められた意味」
こんにちは。クイズを愛する3児のサラリーマンけんたろ(
@kenlife202010
)です。クイズ好きが高じて、日本語や雑学に興味を持つようになり、X(旧Twitter)やVoicyではクイズを中心に言葉の知識や雑学ネタを発信しています。 テーマは
「おせち料理に込められた意味」
です。今回は前編。
おせち料理の起源は、平安時代の宮中にて季節の変わり目である「節日(せちにち)」を祝う料理「御節供(おせちく)」と言われています。今では正月の料理限定で用いられるようになりました。

黒豆
黒く日焼けするほどマメに元気に働けるようにという、無病息災を祈る意味が込められています。関東では「しわが寄るまで長生きできるように」という想いから、あえてしわが寄るくらい黒豆を煮るようですが、最近は全国的にしわのない黒豆が好まれているようです。おせち料理に欠かせないとされる「祝い肴三種」の1つです。
数の子
卵の数が多いことやこの卵の産みの親であるニシンに「二親(にしん)」と漢字を当てることで「二人の親からたくさんの子が産まれる」という子孫繁栄の願いが込められています。「祝い肴三種」の1つです。
田作り
一般に「ごまめ」と言われますが、乾燥したカタクチイワシを農作の肥料に用いると豊作になったことから、田を作るという意味で「田作り」と呼ばれています。また、ごまめにも「五万米」と漢字を当てることで五穀豊穣の願いが込められています。関東では「祝い肴三種」の1つです。
かまぼこ
紅白の色合いから正月のおめでたさを表現するおせちには欠かせないものです。また、半円形は初日の出をイメージしており元旦にはピッタリです。
伊達巻き
長崎から江戸に伝わった「カステラかまぼこ」が起源とされ、普通の卵焼きよりも華やかなため「伊達な巻き卵焼き」の意味で命名されたと言われています。形が巻物に似ていることから、知性の象徴とされ学業成就の願いが込められています。
栗きんとん
きんとんは色と形から金色の団子もしくは布団ということで「金団」と書きます。金運上昇の願いや武家社会での縁起物とされていたことから「勝負強い一年にする」という願いもあります。
明日は後編になります。

この記事の画像一覧(全5枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国1300カ所のお花見スポットの人気ランキングから桜祭りや夜桜ライトアップイベントまで、お花見に役立つ情報が満載!
全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!
ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介