ブランドガキを食べ比べ!? 北海道のカキの町の直売店がスゴかった

北海道ウォーカー

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美味しい新鮮なカキの食べ比べ! そんなぜいたくをかなえられるのが北海道の「厚岸(あっけし)漁業協同組合直売店」です。国内で唯一、1年中カキが出荷可能な北海道東部の町・厚岸。その理由を直売店の安藤さんは「水温が低く、低温だとカキは成長が遅くなるので、その性質を利用して1年中出荷できるんです。本州の高い水温の地域と比べて、ゆっくりじっくり育ちます。だから厚岸のカキは大きいんですよ」と教えてくれました。

ここは、カキを自分で選んでその場で食べられます。今回は3種類の厚岸産ブランドのカキを食べ比べてみました。

「厚岸生まれ厚岸育ち」の「カキえもん」(時価)


まずは厚岸生まれ、厚岸育ちの「カキえもん」。小ぶりで丸く、厚みのある殻が特徴的です。このカキは日本で初めてシングルシード技術によって生産された厚岸産の稚貝を使ったカキです。シングルシードとは養殖方法のこと。網カゴの中で、ゆったりと自由に転がりながら育つため身が丸く、厚くなるのです。こうした技術を詰め込んだカキえもんは、身は小ぶりですがしっかりと凝縮されたような旨味が特徴。また、クセが少なくプリプリした食感と味わいが魅力でした。

【写真を見る】「三陸生まれ厚岸育ち」の「マルえもん」(時価)


お次は「マルえもん」。三陸地方で生まれたカキの稚貝を使い、漁師が手間、工夫、愛情をかけ、厚岸の海で育て上げられたカキです。殻は丸く、小ぶりな殻からは想像できないほど中には身がしっかりと詰まっていますその味わいはとても濃厚で、ツルッと口の中に入るような食感。

「三陸生まれ三陸育ち、その後厚岸で過ごす」の「ナガえもん」(時価)


「ナガえもん」は、カキえもんや、マルえもんと比べ、殻も身も大きい! 殻が長く、平たいのが特徴です。三陸の海で一定期間育成した後、厚岸の優れた環境で最後の仕上げをおこなっています。厚岸で最後の仕上げを行っているため、殻が大きく、身入りが良い大ぶりなカキになっています。磯の風味をしっかりと感じられ、味はさっぱりとし、柔らかい触感ですが貝柱のコリコリとした食感が良いアクセントになっていました。

左から「カキえもん」「マルえもん」「ナガえもん」


美味しい季節を聞いてみると「12月~2月が美味しいよ! 養殖を行っている厚岸湖全体に氷が張るから、厳しい冬を越すために旨味成分グリコーゲンが蓄積されて、身もふっくら生育するから美味しいんだよ。だけど、春も夏も秋もそれぞれ違った美味しさがあるので、それも試して欲しいね」。取材は、6月下旬にうかがわせていただきましたが、十分すぎるほど、濃厚な美味しさを感じられました。

エーウロコの看板が目印


ここは、カキだけではなく鮮魚や水産加工品はもちろんのこと、お菓子や調味料まで幅広い品ぞろえです。厚岸土産を買うならここだけで十分、といったボリュームなので、じっくりと見て回るのも楽しそうです。

観光客だけではなく、地元の人も利用する


厚岸漁業協同組合直売店 ■住所:厚岸町港町5-3 ■電話:0153・52・0117 ■時間:9:00〜17:00 ■休み:火曜日(5~12月は無休)

【北海道ウォーカー編集部】

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