王道の醤油からエゾシカまで! こだわりにあふれる釧路のラーメン店
北海道ウォーカー

北海道の東部・釧路市にあるラーメン店「麺や北町」は、2011年に開店。工程1つ1つに強いこだわりを持ったラーメンが食べられます。その1つが麺。徹底的に自家製麺にこだわり、製麺は週に3回。小麦粉の状態から麺に加工し、約4日かけて完成させます。また、スープにもこだわりが。スープの材料となる鶏がら、丸鶏、豚骨は、まず手作業ですべてきれいに掃除。血合いなど匂いの雑味の元になる部分は、手間をかけ洗い流しています。この丁寧な一手間が透き通った味につながるのです。

一番人気は「正油ラーメン」(680円)。あっさりしたスープと、細麺の相性は抜群で、つるつるとした麺はスープをよく絡めて、口に運ぶたびダシの風味と醤油の香りが口いっぱいに広がります。具材はシンプルにチャーシュー、ネギ、メンマ、なると、のり。チャーシューは絶品で、しっかりと味付けされたチャーシューは、噛むたびに醤油ベースのダシの味、そして豚の旨味が溢れてきます。

次いで人気が高いのが「エゾシカタンタン」(780円)。口に運ぶと、ごまの風味を感じられ、後からやってくるラー油の辛さもちょうど良いです。中心に配置されているのはエゾシカの肉味噌(50g)。甘じょっぱく味付けされたエゾシカの肉味噌は香辛料が効いており、ラー油も相まってラーメンが進む味付け。このエゾシカは、地元釧路でとれたものを使っており、店主の北出さんは「手軽にエゾシカを食べてほしい」と話してくれました。

麺や北町の美味しいラーメンを支えているのが麺。すべて自家製麺で、現在では5種類の麺を作っています。左上が「平打ち麺」、その右隣が「全粒粉(細麺)」(全粒粉注文時は追加で30円)、左下が「太麺」、その右隣が「いつもの細麺」、一番右は幅8.5cmで1本24gの「幅広麺」。週に3回製麺され、完成までには5日ほどかかるよう。「自分が作りたいラーメンに一番合う麺は、自分で製麺するのが一番です」と北出さんは話してくれました。

44席の店内は、小上がり席もあります。平日のお昼時はサラリーマンでにぎわう店内も、少し落ち着くころには子ども連れのお客さんも多いんだとか。12時~13時までは混雑することも多いので、開店直後の11時ころか、13時くらいの来店がおすすめだそうです。
麺や北町 ■住所:釧路市鳥取大通7丁目5-12 ■電話:0154・51・1555 ■時間:11:00〜15:00、17:00~20:00 ■休み:火曜 ■席数:44席(禁煙)
【北海道ウォーカー編集部】
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