【怪談・ホラー】供養を頼まれた“お面”は人間を恨んでいた…!?本当は愛したかった悲しい物語【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
人々は古来より神の力を崇め、恐れ、敬った。同じように人の手から作り出された物や道具にも、長い歳月をかけて使い込んでいるうちに神々が宿ると考えられている。それが九十九(つくも)神=付喪(つくも)神である。

物語の舞台は「弔い処」で、主人公は「弔い処」の跡取り息子・宗介である。“弔う”という言葉には、死者を慰めるために供養を営むという意味があるが、この弔い処が供養するのは“人”ではなく“神”、それも物や道具に宿った神を供養する。人々は大切にしてきた道具や物に敬意を示し、それらを手放す際に弔い処に供養を頼んだが、神々のなかには“危険な存在”もいた。

今回供養を依頼された“お面”は、何らかの理由で「邪神」となり災いを引き起こす、“けっこうやばそう”な物であった。本作「つくも神弔い所」を描いた七星(@nanataroo_7)さんに話を聞いてみた。
――物や道具に宿る神・つくも神を題材に選ばれた理由とは?
元々イラストを描いているときに、物を擬人化することが好きでした。「もしもこの物や道具が生きていたらこんな感じかな」と考え始めたのがきっかけです。
――本作のなかで「細かいところだけど、ここを見てほしい」といった点や、力を入れて描いたシーンなど作者ならではのこだわりを教えていただけますか?
お面をしているので表情は変わらないのですが、どこか表情が出るように意識して描いていました。面の付喪神様が本当はどんな顔をしていたのか想像しながら読んでいただけたらと思います。

SNSで13万ものフォロワーたちから人気を博していた本作「つくも神弔い所」は、2025年2月に「つくも神の弔い処」とタイトルを少し変更して書籍化した。書籍はフルカラーとなっており、描き下ろしも50ページ追加して、現在好評発売中である。気になる人はぜひ読んでみて!
取材協力:七星(@nanataroo_7)
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