吉沢亮&横浜流星、李相日監督作品で共演!歌舞伎の世界を描く「国宝」6月6日公開へ
東京ウォーカー(全国版)
2025年6月6日(金)、吉沢亮さん主演の映画「国宝」が全国東宝系にて公開される。本作は、芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞をダブル受賞した吉田修一さんの傑作小説を、「フラガール」「悪人」の李相日監督が映像化したもの。

名もなき一人の少年が“国宝”となるまで
「国宝」は、任侠の家に生まれた少年・立花喜久雄(吉沢亮)が、上方歌舞伎の世界に飛び込み、頂点を目指す壮大な物語。抗争によって父を亡くした喜久雄は、上方歌舞伎の名門・丹波屋の当主・花井半二郎(渡辺謙)に引き取られ、歌舞伎の道を歩み始める。そこで出会うのが、半二郎の実子で御曹司の大垣俊介(横浜流星)。正反対の境遇を持つ二人は、ライバルとして切磋琢磨しながら、芸に青春をささげていく。
血筋と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切り―。激動の時代を背景に、喜久雄の人生は予想もつかない方向へと進んでいく。彼の才能は、果たして血筋を超えることができるのか。そして、世界でただ一人の存在"国宝"への道のりとは―。
吉沢亮、稀代の女形に挑戦
本作で吉沢亮さんは、稀代の女形として才能を開花させていく喜久雄を演じる。その妖艶な女形姿は、すでに公開された予告映像で見ることができる。吉沢さんは、「『悪人』ではただただ視聴者として感嘆し、『怒り』ではオーディションの参加者として、何もできなかった自分への苛立ち、完成を観てのどうしようもない昂まりと悔しさ。そして『国宝』では当事者として何を思うのでしょう。稀代の女形を演じるという、途方もない挑戦ではございますが、その挑戦の先に見える景色が何よりも美しいものであることを信じて。日々精進です」と、役への想いを語る。
豪華キャストが彩る、歌舞伎界の人間模様
横浜流星さんは、生まれながらに歌舞伎役者としての道を歩むことを運命づけられた俊介役に挑む。「目指す頂きは途方もなく高いですが、険しい方が自分は燃えますし、喜久雄を生きる吉沢くんと共に刺激し合い、見えない頂上を目指して一歩一歩着実に歩み、必ず辿り着いて、見たことのない景色をこの目に焼きつけたいと思います」と、本作への熱意を示した。

喜久雄と俊介を取り巻く人物たちにも、豪華キャストが名を連ねる。高畑充希さんが喜久雄の幼なじみ・福田春江を、森七菜さんが喜久雄に恋心を抱く彰子を演じる。さらに寺島しのぶさん、渡辺謙さんという日本を代表する俳優陣が、歌舞伎という特別な世界を鮮やかに描き出す。


李相日監督が明かす、吉沢亮との「宿命の出会い」
「悪人」「怒り」に続き、吉田修一作品の映画化に挑む李相日監督。「吉田さん渾身の作品を担う重圧に慄えが止まりません。小説刊行からの構想6年。言い換えれば、“覚悟“に要した年月です」と静かに言葉を紡ぐ。この作品への挑戦を決意した理由を、「決め手は、吉沢亮の存在。美しさと虚しさを併せ持つ妖艶なその存在感。役者として着実に成長し進化を遂げた今、まさに機が熟した宿命の出会いです」と語る。
また、本作の魅力は、歌舞伎という日本の伝統芸能を映画を通じて体感できること。豪華絢爛な舞台と扮装、役者の技と個性、それらを彩る音楽―。原作者の吉田修一さんも「『国宝』執筆中も書き終えてからも、ずっとあることを夢見ていた。無理は承知ながら、この稀代の女形・立花喜久雄の舞台を一度でいいからこの目で見てみたいと。その夢が叶う。吉沢亮という稀代の役者を迎えて」と期待を寄せる。
2025年6月6日(金)、映画「国宝」の幕が上がる。この夏、映画館で、あなたも"国宝"級の感動を体験してみてはいかがだろう。
映画「国宝」概要
公開日:2025年6月6日(金)
監督:李相日
脚本:奥寺佐渡子
出演:吉沢亮
横浜流星/高畑充希、寺島しのぶ
森七菜、三浦貴大、見上愛、黒川想矢、越山敬達
永瀬正敏
嶋田久作、宮澤エマ、田中泯
渡辺謙
原作:「国宝」吉田修一著(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
配給:東宝
(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会
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