「ライブ・ビューイング」の魅力を徹底解説!近くの映画館で、本会場さながらのエンタメを楽しもう
東京ウォーカー(全国版)
ライブ・ビューイングという言葉を耳にしたことはあっても、実際に足を運んだことはないという人も多いのではないだろうか。そもそもライブ・ビューイングとは、音楽ライブやイベント、舞台などのさまざまなエンターテインメントを、全国各地の映画館にリアルタイムで中継することを意味する。
チケットが入手困難なコンサートや遠方での公演など、鑑賞のハードルが高いコンテンツも、ライブ・ビューイングであれば自宅近くの映画館で本会場さながらの臨場感を味わうことが可能に。ほかにもいろいろなメリットを持つライブ・ビューイングは、近年急速に普及している。本記事では、まだライブ・ビューイングを体験したことがない人に向けて、その魅力を詳しく紹介しよう。

ライブ・ビューイングのメリットとは?
ライブ・ビューイングの最大の魅力ともいえるのが、チケットの購入が難しい公演を、本会場の熱気や臨場感を味わいながら、映画館の大スクリーン、大音響で鑑賞できるということ。一般的にツアーファイナルや千秋楽は人気が高く、チケットを取りにくい傾向にあるが、これらのレア公演もライブ・ビューイングなら、鑑賞のハードルがグッと低くなる。
また、推し活をしている人の中には、遠征経験のある人も少なくないだろう。現地に足を運ぶ良さももちろんあるが、遠征には宿泊を伴うことも多く、交通機関や宿の手配、そして仕事のスケジュール調整と、何かと手間がかかるもの。本来であれば遠征が必要な公演を、近くの映画館で手軽に楽しませてくれるのが、ライブ・ビューイング。浮いた遠征費でいつもより多くグッズをゲット!というお金の使い方も良いのでは?
自宅近くの映画館で鑑賞でき、チケット代も本公演より手頃なライブ・ビューイングは、公演や出演者に「ちょっとだけ興味がある」という場合でも、気軽に参加できるのがうれしい。そして、家族や友人を誘いやすいというメリットも。ライブ・ビューイングをきっかけに、自分や周りの人の興味関心が広がり、人生が豊かになる……なんてこともあるかもしれない。

生中継の映像を鑑賞するライブ・ビューイングならではの良さもある。広い会場や人気の公演で、前方のチケットをゲットできるのはほんの一握り。後方の席では、肉眼で出演者を見ることが難しい場合も多い。しかしライブ・ビューイングであれば、映画館の大スクリーンに映る推しの表情をじっくり堪能でき、汗や涙を自分の目で見られることも!?本公演に行った後のライブ・ビューイングで、新たな発見をすることもあるだろう。
通常、映画館では静かに映画を鑑賞するのがマナー。しかしライブ・ビューイングでは、手拍子や声援などの声出しを許可している公演が多く、うちわなど応援グッズの持ち込みもOK。映画館ごとにルールを確認する必要はあるものの、本会場と同じ熱量で盛り上がり、ファン同士の一体感を味わえるのも、ライブ・ビューイングの魅力だ。
ライブ・ビューイングの中継の方法・仕組み
次に、ライブ・ビューイングの中継がどのように行われているのか、仕組みを簡単に説明しよう。中継方法としては、衛星回線を使う衛星配信と、光回線を使う光配信などがある。衛星配信は、本会場の近くに衛星通信車を配置し、宇宙空間の衛星通信を用いて各映画館に映像を届ける仕組み。そのため天候の影響を受ける場合がある。もうひとつの光配信は、専用回線を用いて各映画館に映像を配信。衛星配信よりも配信が安定しやすい特長を持つ。

チケットの入手方法は?
ライブ・ビューイングのチケットも基本的には通常のコンサートや演劇公演と同じように、各プレイガイド(イープラス、ローソンチケット、チケットぴあなど)で販売される。また、公演によってはファンクラブなどでの先行販売が行われる場合も。チケットの販売方法は公演によって異なり、購入できる枚数が制限されていることもある。鑑賞したい公演が決まったら、まずはライブ・ビューイングの公演情報ページをチェックしよう。また、発券の有無にかかわらず、チケット購入後のキャンセルや払い戻しは、上映中止などの場合を除いて不可となっているので、ご注意を。
ライブ・ビューイング会場でのマナー、服装や持ち物は?
みんなが気持ちよくライブ・ビューイングを楽しむために、会場でのマナーを確認しておくことも重要だ。通常の映画やコンサート、演劇公演などと同じように、カメラや携帯電話などによる録音・録画・撮影は禁止。携帯電話、アラームなど音の出る機器は、上映開始前に電源を切るのをお忘れなく。また、前の席を蹴るといったほかの観客の鑑賞を妨げる行為も禁止されている。
声援を送ったりかけ声をしたりする際は、周囲の迷惑にならない声量で。笛やクラッカー、楽器など鳴り物の使用は禁止されている。また、ペンライトやサイリウムを使用できる公演も多いが、自分の持っているものがマナー違反にならないかチェックを。明るすぎるものや全長が長いものは、スクリーンへの投影映像に影響を及ぼすだけでなく、周囲の迷惑にもなるため、持ち込みが禁止されている。
仕事や学校などの都合で、上映時間に間に合わないこともあるかもしれない。ライブ・ビューイングに途中入場の規制はない。あらかじめ自分の座席を確認しておき、ほかの人の迷惑にならないよう、静かに入場すればOKだ。これらが基本的なルールになるが、別途ルールを設けている映画館もあるので、おでかけ前に公式サイトを確認しておくのが安心だ。
そして最後に、ライブ・ビューイング当日の服装や持ち物について触れておこう。本会場のコンサートではスタンディングで鑑賞することもあり、動きやすく疲れにくい服装を選ぶ人も多いだろう。一方でライブ・ビューイングは、仕事帰りにオフィスファッションで映画館へ向かっても、快適に鑑賞できる。もちろん、グッズTシャツを身につけたり、持ち込みが許可されている公演ではペンライトやうちわを持参したりと、本会場と同じ感覚で盛り上がるのもおすすめだ。

公演の時間帯によっては、お腹が空くこともあるかもしれない。本会場でコンサートや演劇を鑑賞する場合、上演中の飲食は禁止されていることが多いが、ライブ・ビューイングは飲食OK。映画館の売店で販売されているドリンクやフードを味わいながら、鑑賞することが可能だ。ただし、他店の飲食物は持ち込まないようにしよう。
ライブ・ビューイングで楽しみを増やそう
なお、ライブ・ビューイングと似た言葉に「パブリック・ビューイング」があるが、これはまた別物。パブリック・ビューイングは、公民館や広場などに設置したスクリーンなどで、スポーツ中継を観ること指す。また、コンサートや演劇、スポーツ試合などの録画映像を映画館などで上映する場合は、ディレイ・ビューイングと呼ばれている。
同じことに興味を持つ人々がひとつの会場に集まり、エンターテインメントやスポーツを通じて感動や喜びを共有する。そのすばらしい体験を、もっと身近に、気軽に叶えてくれるライブ・ビューイング。本公演に加えライブ・ビューイングにも足を運ぶことで、推し活が今まで以上に充実するのはもちろんのこと、日々の活力になる新たな楽しみが、見つかることもあるかもしれない。少しでも気になった人は、ライブ・ビューイング・ジャパンの公式サイトで、公演情報をチェックしてみてはいかが?【ウォーカープラス/PR】
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