【名物女将の店】小倉っ子が愛してやまない、焼きうどん発祥の店「だるま堂」
九州ウォーカー
JR小倉駅南口より徒歩5分ほどにある、古きよき昭和の情緒が残る「鳥町食道街」。その一角にあり、小倉名物・焼きうどん発祥の店として知られるのが「だるま堂」だ。

創業は終戦直後の昭和20年。物資が乏しかった当時、焼きそばに使うそば玉の代用として干しうどんを使ったところ、好評を得たのが始まり。70年以上変わらない味は、小倉の故郷の味として、人々に愛され続けている。

メニューは「焼きうどん」(460円)と、目玉焼き入りの「天まど」(510円)の2種類のみ。焼きうどんは、キャベツやタマネギ、豚バラ肉を手早く炒め、細めのうどんを加えたら、あっさりとしたソースと魚粉で仕上げる。昔と変わらず乾麺を使用するため、粘り気がなく、程よい歯応えとツルッとなめらかな舌触りが特徴だ。

屋根からのぞく月をイメージした「天まど」は、半熟卵が絡むことでソースの香ばしさにまろやかさが加わる。焼きうどんの量は控えめなので、足りない人は、ご飯(100円)を追加して一緒に食べるのがセオリー。ご飯を焼きうどんをのせて食べるのもオススメだとか。

現在、店を一人で切り盛りするのは、2代目店主の坂田チヨノさん御年80歳。焼きうどんだけでなく、チヨノおばあちゃんの人柄に惹かれて店を訪れる常連客も多い。

地元・小倉っ子が愛してやまない焼きうどんと「だるま堂」。暖簾の先には、ほっとする懐かしさと温かみが待っている。
[だるま堂] 福岡県北九州市小倉北区魚町1-4-17(鳥町食道街内) / 093-531-6401 / 12:00~17:30 / 木曜休み
【九州ウォーカー編集部/取材・文=前田健志、撮影=鍋田広一(パンフィールド)】
パンフィールド
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