アジアならではのセルフケア思想に基づく商品がそろう「養生市集」が、COREDO室町テラスにオープン。心身の健康を整えることで生まれるナチュラルビューティーを体験してきた!

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

台湾発のショップ「誠品生活(せいひんせいかつ)」の日本第1号店である「誠品生活日本橋」(COREDO室町テラス2階)内に、新たな売り場「養生市集(ようじょうししゅう)」が2025年1月18日オープンした。「心を養い、体を養う。」をコンセプトに、養生思想に基づくセルフケア商品を取り扱う。実際に商品を試しながら自分に合ったアイテムを選べるということで、ウォーカープラス編集部員が体験してきた。

「誠品生活日本橋」expoエリア内に売り場を展開する「養生市集」


内と外の両方から健康的な美を実現する、およそ50ものブランドが集結

「誠品生活」は、読書と暮らしをキーワードに、幅広くライフスタイル提案をおこなう台湾発の百貨店的大型ショップ。そのコンセプトを受け継ぎつつ、台湾の文化と日本文化を融合させた独自の価値観を提案するのが「誠品生活日本橋」だ。売り場はこれまで書籍、文具、雑貨、食品、ワークショップと大きく5カテゴリーから構成されていたが、今回そこに6つ目の商品カテゴリーとして「養生市集」が加わった。

「市集」とは、台湾の言葉で「マーケット」を意味する


台湾をはじめとしたアジアの国や地域には、自分自身を慈しむという養生思想が息づいている。近年、世間一般にもそうしたセルフケアに対する関心が高まっているトレンドを受け、アジア発のブランドを中心としたウェルネス商品をセレクトしている点が、養生市集の特徴だ。

店内には常時約50のブランドがラインナップ。セルフケアをサポートしてくれる


スキンケア、ボディケア、ヘアケア、インナーケアの4ジャンルを取り扱い、常時約50ものブランドをラインナップ。中と外の両方からの働きかけで心身を健康に保ち、結果として内から輝くようなナチュラルビューティーへと導くことが最大のテーマだ。

カラダ本来の力を引き出すナチュラルコスメのほか、足もみ健康法グッズも


インド古来の叡智と最先端科学が融合した「AYURMASTER」の商品がフルラインナップ

数ある取り扱いブランドの中でも、特に注目したいのが「AYURMASTER(アーユルマスター)」。40年にわたり細胞老化と若返りを研究してきた、横浜市立大学・長寿科学研究室発のベンチャー企業が手がける、リバースエイジングケアブランドだ。

店頭にフルラインナップでそろうのは「養生市集」が国内初

ヘアケア(左)と、サプリメント(右)からスタートしたAYURMASTER


リバースエイジングとは、細胞が正しく元気に分裂することを助け、健康な細胞を増やすこと。これを実現するためにアーユルヴェーダの考え方を取り入れ、ヘアケア、サプリメント、スキンケアなど、幅広い商品を提供している。養生市集では、このAYURMASTERの商品を、国内で初めて店頭にフルラインナップでそろえている点にも注目だ。

自分の身体の悩みを相談しながら、適切なアイテムを提案してもらえる


5000年以上の歴史をもつといわれる、インド古来の医学「アーユルヴェーダ」。それぞれの人間がもつ固有の体質と、それに有効なハーブの選定などにおいて膨大な量の臨床データが蓄積されている。長寿科学研究室ではこのデータを参考にしつつ、現代科学でハーブの効果を検証し、その研究結果をもとに独自のハーブの組み合わせや割合を調合。そのブレンド技術において特許を取得している。

スキンケアアイテムは、店頭で試せる商品も。写真は「H/Tローション」(150ミリリットル/7920円)


スキンケア、食品、マッサージアイテムまで、幅広いブランドと品ぞろえ

ほかにも、養生市集には注目の取り扱いブランドが数多くある。「Itoguchi(イトグチ)」は、着物の一大産地である新潟県十日町市に本社を構え、自社農園で生産される繭を使ったケアブランド。絹糸用に白く改良されたものではない、原種に近い「みどりまゆ」はセリシンやフラボノイドといった成分を豊富に含んでおり、健康で美しい髪や肌へと導いてくれる。

自社農園で生産される繭をつかったスキンケアブランド「Itoguchi」

ローションやクリームのテクスチャーを保持できる限界までシルク成分を配合


「中からきれいに」というテーマで見逃せないのが、東京・上野のグラノーラブランド「and/or(アンドオア)」。管理栄養士監修のもと、グルテンフリーに加え、有機食材やスーパーフードも取り入れながら、おいしく健康を目指せるアイテムを提供している。甘さ控えめのおやつフレーバーから、おつまみにもぴったりの塩味まで、幅広いラインナップが魅力だ。

甘さ控えめのおやつフレーバーから、おつまみにもぴったりの塩味まで、幅広いラインナップ(各40~45グラム/640円)

同じフレーバーでも異なるパッケージで、贈り物にもぴったり


養生市集で1、2を争う売れ行きを誇るのが、「官足法(かんそくほう)」のアイテム。官足法とは、台湾出身の官有謀さんが提唱する健康法で、足の裏だけでなく、足の甲、ふくらはぎ、膝裏、ふとももなどを含めて隈なく深く強くもむことで、きれいな血液をスムーズに循環させることを目指すメソッドだ。

足もみで血液をきれいにする「官足法」のグッズたち

さまざまな形状の突起を備えた一番人気のもみほぐしアイテム「赤棒」(3400円)


誠品生活日本橋開業時から台湾のライフスタイルを提唱する、3ブランドも見逃せない

誠品生活日本橋は、2019年の開業時から、多くの台湾ブランドを取り扱っている。そのなかにも、今回養生市集でフォーカスされている「養生」という考え方がベースになっているショップは数多い。養生市集から通路を挟んだ向かいには、そんなブランドが軒を連ねる。


「DAYLILY(デイリリー)」は、漢方薬局を営む父をもつ台湾出身のEriと、北海道出身のMoeがふたりでスタートした漢方のライフスタイルブランドだ。売れ筋商品は、「EAT BEAU-TEA」。淹れたお茶を飲むだけでなく、ゴロゴロと贅沢に入った和漢素材をそのままいただける“食べるお茶”として人気を集めている。

お茶やお菓子などによって日常に漢方を取り入れるライフスタイルブランド「DAYLILY」

「食べるお茶」シリーズは、缶(66グラム/2780円)、リフィル(240グラム/3950円)


台湾にある陽明山国家公園内の自社農園で栽培された無農薬ハーブを使った石鹸ブランド「阿原YUAN(ユアン)」。アトピー性皮膚炎を発症したことをきっかけに創業者の江榮原(ジャン・ロンユアン)さんが手作りした「ヨモギソープ」からスタートし、現在はヘアケアやボディケア、スキンケアなどさまざまな商品を扱っている。

東洋の養生思考に基づいた手作り石鹸ブランド「阿原YUAN」

アトピー性皮膚炎に悩んでいた阿原の創業者が自身のためにつくった最初の商品「ヨモギソープ」(2530円)


ティーマスター・潘氏が立ち上げた茶香水のパイオニアブランド「P.Seven茶香水(ピー・セブン ちゃこうすい)」。台湾茶の文化では「聞香杯(ぶんこうはい)」という茶器に最初の一杯を淹れ、器に残った香りを楽しむ習慣がある。その香りを永遠に残したいという想いから生まれたのが茶香水だ。柔らかなお茶の香りだけでなく、台湾独自のスパイスやハーブなどがブレンドされた、唯一無二の香りはどれもリラックスできる。

台湾茶香水発祥のブランド「P.Seven茶香水」

P.Seven茶香水から、紅茶のほのかに甘い香りが特徴のシリーズ(各66グラム/18700円~)


メイクアップのように上から塗り重ねるのではなく、自らの身体が本来もっている力を目覚めさせ、健康的な美へと導いてくれる養生思想。養生市集を訪れ、そんなライフスタイル実践のきっかけとしてみてはいかがだろうか。


※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
※商品の写真および画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合があります。
※商品は素材(生地等)・仕様が予告なく変更する場合があります。

取材・文=中村真紀
撮影=吉澤咲子

この記事で紹介しているスポット

この記事の画像一覧(全38枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

お花見ガイド2025

お花見ガイド2025

全国1300カ所のお花見スポットの人気ランキングから桜祭りや夜桜ライトアップイベントまで、お花見に役立つ情報が満載!

CHECK!2025年の桜開花予想はこちら CHECK!河津桜の情報はこちら

おでかけ特集

今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け

アウトドア特集

アウトドア特集

キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介

ページ上部へ戻る