【万博国際交流プログラムレポート/中南米編06】滋賀県とブラジル リオグランデドスール州の交流の様子
東京ウォーカー(全国版)
いよいよ2025年4月13日(日)に開幕が迫る「2025年日本国際博覧会」(通称:大阪・関西万博)。この大阪・関西万博の開催を前に、そこに参加する国や地域との相互理解や国際交流を通じて、地域の課題解決や活性化を図る取り組みを内閣官房が支援する「万博国際交流プログラム」が実施されている。
日本の参加自治体は、地域住民などと交流相手国の万博関係者や出身者との交流事業を通して、万博の理念や共通の課題等への理解を深めるための事前学習を行ってきた。そこで、この記事では「万博国際交流プログラム」を活用した自治体による、中南米各国との交流事業をレポート。今回は、滋賀県の取り組みを紹介する。
滋賀県とリオグランデドスール州のつながり
2025年は日伯友好交流130周年。また、滋賀県とブラジル リオグランデドスール州(以下「RS州」)の姉妹友好提携45年の節目を迎える特別な年でもある。だが近年、両県州間ではコロナ禍による渡航制限やRS州での大水害の発生により往来が途絶えていた。このような状況のなか、今年開催される大阪・関西万博を大きなチャンスと捉え、RS州との交流の再起を図るべく「万博国際交流プログラム」への参加を希望したという。
その後、2024年11月18日に、来日中のRS州知事が滋賀県を訪れたことをきっかけに、2025年1月にはRS州へ交流協議団を派遣。以下では、それらの活動について詳しくお伝えする。
RS州知事の来県受け入れ
2024年11月18日に、RS州知事が滋賀県を訪問。友好交流に関する覚書の締結や万博のPRをはじめ、琵琶湖を遊覧するリオグランデ号に乗った際に船内で県民と交流したり、同県の治水の取り組みを紹介したりした。このことは、地元紙だけでなく国内大手新聞社の記事、さらには現地メディアでも取り上げられた。



RS州への交流協議団の派遣
2025年1月18日~25日の8日間、連携事業の実施に向けた具体的な協議を行うべく、滋賀県から交流協議団をRS州へ派遣。協議団はRS州知事への表敬訪問、ブラジルパビリオンの運営に携わるAPEX Brasilとの意見交換や、滋賀友の会、イボチ日系人会、ブラジル滋賀県人会との意見交換、現地にある滋賀公園(1983年に滋賀県が寄贈)の視察などを行った。





今回の取り組みでRS州との対面交流を再開できたことに加え、ブラジルのパビリオンの運営に携わるAPEX Brasilとつながることもでき、万博会場での交流イベント実施への道筋をつけることができたことも大きな成果の1つだ。
11月のRS州知事来県時に開催した県民との交流イベント後のアンケート調査では、「イベントを通じて万博のことを知り、興味関心が高まった」、「相手国に対する興味関心が高まり、万博で相手国のブースへ行ってみたい」、「今後も交流を持ちたい」等、多数の人が万博や互いへの関心が高まったとの結果が得られ、双方への波及効果が認められた。
さまざまな国について、さらに知りたいと思ったら万博へ!
ここで紹介した以外にも、「万博国際交流プログラム」を活用して、中南米を含むさまざまな国との国際交流を実施した自治体は多数あり、各地でさまざまなイベントが行われた。「大阪・関西万博」は、2025年4月13日(日)〜10月13日(祝)の184日間で開催される。各国の多様な文化に興味を持ったならぜひ万博に足を運んで、さらなる理解を深めてみてはいかがだろうか?
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