【万博国際交流プログラムレポート/中南米編03】東京都渋谷区とペルー共和国の交流の様子
東京ウォーカー(全国版)
いよいよ2025年4月13日(日)に開幕が迫る「2025年日本国際博覧会」(通称:大阪・関西万博)。この大阪・関西万博の開催を前に、そこに参加する国や地域との相互理解や国際交流を通じて、地域の課題解決や活性化を図る取り組みを内閣官房が支援する「万博国際交流プログラム」が実施されている。
日本の参加自治体は、地域住民などと交流相手国の万博関係者や出身者との交流事業を通して、万博の理念や共通の課題等への理解を深めるための事前学習を行ってきた。そこで、この記事では「万博国際交流プログラム」を活用した自治体による、中南米各国との交流事業をレポート。今回は、東京都渋谷区の取り組みを紹介する。
東京都渋谷区とペルー共和国のつながり
渋谷区は、区内に駐日ペルー共和国(以下「ペルー」)の大使館が置かれていることに端を発し、2024年6月にペルーのリマ市ミラフローレス区との姉妹都市提携を締結。多様な分野での事業連携を通じて互いの取り組みを共有しながら幅広い年齢層の国際交流を促進することで、国際都市としてともに発展することを目指している。
そんななか、万博国際交流プログラムを契機とした渋谷区民とペルー関係者との交流等を通して新たな視点を取り込むことで、さらなる姉妹都市交流を促進。今回は、ペルーとのさまざまな交流のなかから、今年実施した学生派遣について詳しく伝える。
ペルーへの学生派遣
2025年2月12日~21日の10日間、ペルー及びミラフローレス区に対する知見と交流を深め、グローバルな視点で活躍できる青少年の人材育成を目的に、渋谷区在住の大学生4名をペルーへ派遣。今回の渡航では、姉妹都市であるミラフローレス区が手配してくれた訪問先や、クスコ、マチュピチュ、ペルー日系人協会をはじめとした多くの施設を訪問。そのなかで、ペルーと日本のつながり、さらにはそこに関わる人たちの取り組みを学ぶことができた。







渋谷ハチコウ大学での報告会
帰国後の3月5日には、渋谷区の生涯活躍ネットワーク「シブカツ!」が運営している渋谷ハチコウ大学(※)で報告会を実施するなど、区民への普及へと繋げる活動も。また、現地の学生向けにミラフローレス区庁舎内で日本と渋谷区や学生等に関わる発表も行い、相互文化の理解に寄与している。
※渋谷区内の55歳以上を対象に、生涯活躍を考える・探すきっかけとして、新たな学びの機会を提供する区民大学
万博期間中には、ペルーと渋谷区との交流をさらに深めるため、万博のペルーナショナルデーに参加予定。万博期間中にミラフローレス区へ学生の再派遣も予定している。万博閉会後も、今回のプログラムを通じて得た姉妹都市間、両国間の信頼関係をもとに、さらなる事業連携へとつなげていきたい考えだ。また、区民同士が交流できる機会の創出も続けていきたいという。
さまざまな国について、さらに知りたいと思ったら万博へ!
ここで紹介した以外にも、「万博国際交流プログラム」を活用して、中南米を含むさまざまな国との国際交流を実施した自治体は多数あり、各地でさまざまなイベントが行われた。「大阪・関西万博」は、2025年4月13日(日)〜10月13日(祝)の184日間で開催される。各国の多様な文化に興味を持ったならぜひ万博に足を運んで、さらなる理解を深めてみてはいかがだろうか?
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