B級グルメの帝王「そばめし」の誕生秘話

2012年7月6日 14:15更新

関西ウォーカー

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神戸を代表するご当地B級グルメ「そばめし」。焼きそばのように、ご飯と麺を一緒にいためる神戸発祥の下町グルメだが、今やその知名度は全国区となり多くのファンの心をとらえている。そんな「そばめし」は、半世紀以上前、神戸のとあるお好み焼き店に通うお客さんの声から誕生した。

「そばめし」発祥の地は、神戸市長田にある「青森」というお好み焼き店。現在のご主人・3代目の青森功樹さんの祖母に当たる青森章子さんが、焼きそばを作っていたところ、お客さんから自分の弁当の冷やご飯を「一緒にいためてくれないか」と頼まれたのが始まり。当初は裏メニューだったが、徐々に口コミで広まり、他の店でも「そばめし」を出すようになった。

「そばめし」が全国的に知られるようになったのは、阪神・淡路大震災がきっかけ。「青森」も震災の被害に遭ったが、数か月で営業を再開し復興のニュースに取り上げられた。被災した人々に力を与えた「そばめし」は、神戸下町グルメであると同時に、復興のシンボルにもなったのだ。

1957年の創業当時から作り続ける“青森・そばめし”は、油を使わず強火でいためるのが特徴。じっくり煮込んだ「ぼっかけ」とウスター&トンカツの2種のソースが絶妙な味に仕上げてくれる。ちなみに「ぼっかけ」とは、牛スジとコンニャクを甘辛く煮込んだもの。地元の製麺所で作った麺とこの「ぼっかけ」の相性はバツグンで、「ぼっかけ」とキャベツのシンプルな具材もあっさりしていてウマさを引き立てるのだとか。

巨大な3枚の鉄板の上で3代目ご主人が素早くいためる「青森」の「そばめし」。半世紀以上前から変わらない素朴な味は、これからも神戸だけでなく日本人の味として愛されていくだろう。 【詳細は関西ウォーカー2月2日発売号に掲載】

「青森」…神戸市長田区久保町4-8-6 電話:078-611-1701 火曜定休日

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