算数好きがプロ雀士で経営者のかなりんを生んだ!?30年の人生を振り返る初フォトエッセイの会見に登壇

2025年3月18日に都内にて、乃木坂46の元メンバーである中田花奈の初フォトエッセイ『中田花奈 1stフォトエッセイ 解析メモリアル』の刊行を記念した記者会見が開催された。乃木坂46の1期生で、2020年にグループを卒業。現在はタレント・プロ雀士として活躍する中田が30歳となった胸中や、初めて語る10代、20代のエピソードを、エモーショナルなフォトストーリーと共に収録している。

タイトルの『解析メモリアル』に込められた意味について、「今回の出版に当たって、今までの私にはどんなことがあったかなと考えた時に、今の私につながるきっかけみたいなものが案外子どもの頃からあることに気づきました。点と点が線になっていく感じが、まるで謎解きをしているような感覚で面白くなってきたので、このタイトルにさせていただきました」とニッコリ。

アイドルはもとより、プロ雀士や経営者になったことも子どもの頃からつながりがあるのかという記者の質問には、「もちろん麻雀自体に触れる機会はまったくなかったですし、お店の経営について考えることもなかったですけど、算数が好きっていうことですかね」と答えた。

子どもの頃には、知恵熱が出るまで算数ドリルをやったこともあるという。「麻雀は確率論が必要だったりしますし、経営も数字を見るので、たくさん勉強したり計算したりしていたことは今に通じているんじゃないかなと思います」(中田)

制作に当たって特にこだわったのは、撮影場所の選定とのこと。アイドル時代のファンなら「ここか！」と膝を打つような場所でも撮影したという。昔からのファンだからこそわかる面白さもある一方で、麻雀がきっかけで最近になって自身のことを知ってくれた方には特に、手に取ってほしいと中田。

「最近になって私のことを知ってくださった方は、多分知らなくてもいいような、むしろあまり知ってもらわないほうがいいかなっていうお話も結構入っています(笑)。でも、私のことを本当に好きになってもらうためには知っておいてほしいことを詰め込んでいるので」と、その理由を笑顔で語った。

最後に「今回のフォトエッセイを通じて、自分自身についてあらためて振り返る機会になりました。これからもきっと、私は自分の好きなように生きていくと思います。麻雀を始めたり、競馬を始めたり(笑)。急にいろんなことを始めてしまうんですけど、これからもずっとついてきていただけたらうれしい」とファンへメッセージを送った。

文＝森永祐子