【ふぉ~ゆ~インタビューVol.1】”GACHI(ガチ)”で挑む単独公演!
関西ウォーカー
KinKi Kidsやタッキー&翼ら、ジャニーズで先輩たちのバックを長く務めてきた、ふぉ~ゆ~(福田悠太・辰巳雄大・越岡裕貴・松崎祐介)。30代となった4人が、タイトル通りガチで挑む待望の単独公演を8月に東京・シアタークリエで上演した。完売した人気の舞台の熱気を引っ提げ、大阪にも登場する。
ホワイトボードを前に、自分たちにしかできないエンタメを生み出そうとアイデアを出し合う4人。ダンスや歌を交え、4人の個性が弾けまくるショーを繰り広げる。現実をそのまま切り取ったようなストーリーを軸に仕立て上げたエンターテインメントショー。また、彼らを見守る良き理解者の女性に紫吹 淳が初参加、4人に絡む。
オープニングとエンディングのダンスはシットキングスが振付、ジャズダンスや殺陣などは「Endless SHOCK」で出会った赤坂麻里や諸鍛冶裕太らが協力、脚本は少年隊の「プレイゾーン」の徳尾浩司。これまでのふぉ~ゆ~を現場で見て来た人たちの、彼らへの想いが詰まった舞台でもある。彼らへの感謝を胸に、自分たちが全力で作り上げた作品の楽しさを伝えるため、全員が大阪に集合した。その意気込みと4人の素顔を紹介しよう。
Q:東京公演には先輩たちも観に来てくれましたか?
福田:生田斗真くんも観に来てくれたし、(堂本)光一くんも来てくれて、相葉(雅紀)くん、屋良(朝幸)くんも。
越岡:お世話になってる先輩方が、みなさん。
松崎:先輩方が「とにかく、おもしろかった」って。
辰巳:いや、実は僕らは、先輩と近すぎたから「よく頑張ったね」って絶対言われない後輩なんですよ。斗真くんや光一くんは、いつもアドバイスを残して帰る。だけど、今回の舞台は「いや、普通におもしろかったわ」って。
越岡:それが一番うれしいっすね。
辰巳:なんか後輩先輩の関係としてじゃなく、普通のお客さんとして楽しんでくださったみたいに今回初めて言ってもらえたんですよね。
松崎:泣いたもんね。
3人:ウソは付くなよ(笑)。
Q:原案はみなさんですね。「GACHI」を作り上げる過程は?
福田:僕ら4人で話すことがすごく多くて。話してるうちに楽しくなって盛り上がることって、あるじゃないですか。それをそのままステージでやりたいね、これ舞台でやったらおもしろくない?みたいな会話を「GACHI」をやる前からしていたので、今回「GACHI」をやることになって、アイデアのストックがいっぱいあったんです。普通の会話から生まれた、僕らの普段のノリが舞台になりました。
越岡:等身大と言えば等身大です。
辰巳:最初はホワイトボードに、前に話してたやりたいことを書き出していって。話し合っていくうちに、今、こうやってホワイトボードを前に考えてるそのままをステージ上でやってみないかという話になって、そういうストーリーが出来たんです。
越岡:「GACHI」でやってるのは、その中のほんと一部。ホワイトボードにけっこういろんなアイデアが出て、ま、このままいけば「GACHI2」も(笑)。まだ、たくさんあるからね。
辰巳:今の僕達がやりたいことが詰まっている、「ふぉ~ゆ~」の取扱説明書のような作品です。初めて僕らのことを観る方でも楽しめる作品になってると思います。
Q:みなさん、それぞれの見せ場は?
辰巳:念願だった落語に挑戦させていただいてます。弟子入りして落語をやるっていうのが夢だったので、ひとつ夢をかなえました。で、1人で落語をやるより、もっと「GACHI」の世界でパワーアップできないかなって考えて、聴覚と目で楽しむ落語ということで、落語の話を隣でお芝居で演じてもらって。「GACHI」でしか観れない落語になってると思います。可能であれば、大阪では違った演目にチャレンジ出来たらいいなと…。
越岡:僕は舞台上で恋してます。なかなか恋できないので、舞台上で。それから、MGM系の映画でジャズダンスをデュエットで踊ってたりするのを見て、ジャズダンスをやりたいなと。それは「Endless SHOCK」に出ていらっしゃる赤坂麻里さんが振付してくださいました。お世話になったみなさんと一緒に「GACHI」という作品を作れていることが、ほんとにありがたいという気持ちですね。
松崎:殺陣をやります。違った視点の殺陣に僕の気持ちをガッと全面に出して。殺陣に出会ったのは「Endless SHOCK」なんですが、光一くんに負けないぐらいの気持ちで。
やってて僕がすごく気持ちがいいのは、みんなでラップで歌うシーン。作詞や構成をみんなで作っているので、ふぉ~ゆ~でしかできないこと。それも実際、歌詞に入ってるしね。
福田:僕のソロコーナーはロボットです。会議の時「オレ、ロボットになって出て来るわ」って言ったら、3人とも「あ?」みたいな感じで。そのままの反応をお客様にもしていただきたいなと。すごく楽しみなところですね。
辰巳:ロボット製作は舞台監督さん。
福田:ほぼ稽古見てないです(笑)。ずっと工房にこもって、手ぬぐい頭に巻いて作ってた。
Q:シットキングスが振付を。
福田:全体としては今回、ガチで踊ろうっていうことが軸としてあったので、前からやろうぜやろうぜって言ってた、僕らと同年代のシットキングスさんに振付をお願いしました。今までジャニーズの人たちがあんまり踊って来なかったような雰囲気のダンスナンバーをやりたいと作ってもらいました。それに挑戦してるのが、「GACHI」1番の見どころかも。
全員:サイコー! 楽しい。気持ちいい。
越岡:汗だくになって、男子校の部活みたいなノリで練習できたんで、めっちゃ楽しかった。
松崎:言ってたよね。俺たちが舞台やるとしたら絶対もっと簡単にするって(笑)。
越岡:でも「ふぉ~ゆ~だから出来るっしょ」みたいなことをポロッと言われた時に「よっしゃ、やってやるゼ!」って、みんなに火がついた。
辰巳:シットキングスさんの振付もそうですし、今までいろんなの先輩の舞台で出会った人たちが、今回僕らの作品をやるに当たって、本気のガチで高いレベルで作ってくださったんです。そういう部分では、自分たちも新しい自分たちを発見出来た舞台なので、是非、僕らを知らない人にも観てほしい。
福田:もっと練習して、東京公演よりも大阪公演の方がもっといいパフォーマンスが見せられたらと思っています。
Q:「GACHI」というタイトルは?
全員:ホワイトボードに書いては消して。いろんな候補が山ほどありました。
福田:「GACHI」は本気とかマジでやるみたいな意味もあるんですけど…。舞台の大道具さんが腰のベルトに吊ってる、仕事道具を入れてる袋を“ガチ袋”って言うんです。大道具さんにとって、その道具は命。それも“ガチ”って言う。大事なものっていう意味もあるし、“かすがい”という道具も“ガチ”と言うことがあって、繋ぎ合わせるみたいな意味も含まれてるんです。すごいいい名前だと思いません? これ聞くと泣けちゃう。
辰巳:舞台のタイトルで「GACHI」って、めっちゃど真ん中にストレートボール投げてるじゃないですか。それが、ふぉ~ゆ~らしさであり強みのひとつなんだろうなって。みんなが恥ずかしいよねっていうぐらい、どストレートなことをやったり。昔のジャズダンスとか古き良きものを今、そのまま本気でやるとか。ふぉ~ゆ~が持ってる新しい古臭さみたいなのを大事にしていきたいですね。
福田:ポジティブなエネルギーをお客様に受け取ってほしい。そういうことが出来るグループだと僕は思ってます。バカポジティブでいい、おもしれぇなコイツら、みたいなのがいい。
Vol.2(https://news.walkerplus.com/article/125450/)へ続く
高橋晴代
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