寿司食べ放題を実食!うまくてオトクな超優良店を発見
東海ウォーカー
「好きな寿司をおなかいっぱい食べてみたい」。そんな夢をかなえてくれるのが寿司食べ放題。しかし、食べ放題はおいしいのか? トクなのか? そこで、実際に食べ放題を実施している店をいくつか巡ってみた。
1000円台で寿司が食べ放題の店は、スーパーの寿司と大差ない感じのネタ…。大手チェーン店の食べ放題は、ネタは旨いし種類も豊富だが、注文してから時間がかかり、料金分食べられず。3軒目の老舗有名店は、シャリが妙に大きく、すぐ満腹…。コストパフォーマンスを考えたら、結局普通のバイキングで寿司を食べるか、100円回転寿司に行く方がいいのでは…、とあきらめかけた時見つけたのが、18:00〜21:00に3150円で食べ放題が楽しめる「双葉鮨本店」(名古屋市瑞穂区)だ(要予約)。
さびれかけた商店街の細い通りにある店は、老舗の雰囲気が漂う。「いらっしゃいませ!」と、威勢がいいのに丁寧で落ち着いた大将の声。食べ放題を予約した旨を告げると、すぐにカウンターへ案内された。
「食べ放題では私がオススメのネタを握らせていただきますがなにか嫌いなものはありますか?」。愛知県すし組合で支部長を務めるベテラン大将の口調は、あくまで丁寧だ。「特にないのでおまかせします」と答えると、最初にトロが2貫出てきた。いきなりの剛速球だ。しっとり口の中で脂の旨味が広がり、この先のネタにも期待が膨らむ。
こちらが食べ終わったころ合いを見計らい、次の握りが…。三河湾で捕れたサバやアナゴなど、なるべく地元の食材を多く使うそう。寿司をほおばる間も魚の話、米の話など寿司に関する大将の話題は尽きない。「最近はウニや光ものが苦手な若い人が増えているけど、最初に安物を食べると嫌いになっちゃうんだよねえ」。そう言いながら出てきたのはウニの軍艦。ウニは濃厚なわりにクセがなく、過去に食べたものとは段違いだ。「これも三河産だよ」と出されたのはトリ貝。コリッとした歯応えが秀逸だ。
話をしながら食べていると、いつの間にか2時間近くたっていた。食べた寿司は36貫。多い人は50貫以上食べるという。大将がペースをコントロールしながらゆっくり食べさせてくれるので、通常の食べ放題よりたくさん食べられたのだろう。
トロ、甘エビ、数の子、サーモン、サヨリなど全36貫。120円×8貫+180円×4貫+220円×2貫…などなど=1万1420円。なんと8270円もおトク! これでは全く採算合わないんじゃないですか、大将! しかし「寿司屋は高いというイメージが定着して、最近の若い子はカウンターに座らなくなった。だからカウンターの楽しさを味わってもらえるよう、カウンター限定の食べ放題を始めたんですよ」と大将。
大将におまかせだからといって、安いネタばかりが出されるということはなく、大満足の一店。仕入れなどで内容は替わるが、トロなど高級ネタも必ず数品は入る。狙い目は、空いている平日早めの時間。制限時間もないので、旨くてオトクな同店でゆっくりとカウンターの魅力を満喫してみては?【詳細は東海ウォーカー2月2日発売号に掲載】
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