かまど&羽釜で炊くご飯のおいしさを体感!大人気イベント「君津の朝めし」が予約受付をスタート

東京ウォーカー(全国版)

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2024年の春と秋に、地域活性化を目指して千葉県君津市で実施された羽釜炊き炊飯体験イベント「君津の朝めし」が帰ってくる!会場は前回同様、鹿野山の麓にある複合施設「おらがわ(旧秋元小)」。2025年春は4月13日(日)から梅雨入りまでの毎週日曜に開催される予定だ。

「君津の朝めし」会場の「おらがわ」


地域活性化を狙う体験型イベント

【写真】羽釜での炊飯体験ができる「君津の朝めし」のひとコマ。竹筒を使ってかまどの火力調整にチャレンジ!

「君津の朝めし」は、廃校になった旧秋元小学校を改修した複合施設「おらがわ」の活性化と近隣に住むシニアの社会参加を目的に、2024年春にスタートした取り組みだ。

イベントを主催する市民団体をサポートする株式会社チューンによると、「おらがわ」がある清和地区の周辺は、南房総方面への観光客が車で通り過ぎるだけのありふれた農村地域。また、1985年と比較して人口が70%~80%も減少するなど超高齢化も著しく、地域住民だけの力では活気を取り戻すことが容易ではない状態にあったという。

しかし、同地域には「かつて毎日羽釜でご飯を炊いていた」という経験を持つシニアが多く住んでいたことから、「炊飯器で炊いたご飯しか食べたことのない人にとって、羽釜で炊くご飯は非日常、特別なものになる」と考え、羽釜炊きご飯を魅力化。体験型のイベントとして実施できるようにしたのが「君津の朝めし」だった。

羽釜炊きの経験者である近隣在住シニアがサポート



注目食材は、名産「君津のたまご」

鶏卵生産者が多い君津市は、土地柄的にさまざまな種類の新鮮な卵を手に入れやすい。「炊きたての羽釜ご飯に何を合わせる?」と考えたとき、答えは「卵」一択だったという。そこで、「君津の朝めし」では、毎回数種類の卵を用意し、参加者は1人あたり2個の卵を選んで卵かけご飯にして食べられることにした。

選べる君津の新鮮たまご


黄身が2つで「キミツー」!?

なぜ卵2個なのか。卵を皿に2個割ると黄身が2つ並ぶ形、つまり「黄身2(キミツー)」になるから。「君津(キミツ)で食べるにふさわしい食べ方」として、参加者ウケもいい。

ロゴのモチーフにもなっている黄身2(キミツー)

なお、大きな丸の中に小さな丸が2個描かれる「君津の朝めし」のロゴマークも、2つの黄身を表現している。

「君津の朝めし」体験内容は?

イベント開催は、春と秋の晴れた日の日曜の朝。参加者は、以下に挙げる炊飯の工程のすべてを自分自身で体験できる。

・食べる分だけの米を量り羽釜に入れる
・水を量り入れ米を浸水
・薪を割り
・かまどに火を起こし
・火力を調整しながら羽釜ご飯を炊き上げる

加減が難しい羽釜炊きだが、地元シニアがサポートしてくれるので初心者でも安心だ。

炊きあがったごアツアツご飯をその場で!

炊きあがったご飯を、青空の下、その場で食べることができる点も今回のイベントの魅力。生卵が苦手な人は、卵かけご飯用の卵を目玉焼きにすることもできる。また、余ったご飯は塩おむすびにして持ち帰ることができる。

必要なものはすべて準備されているので参加者は手ぶらで参加可能。12時ごろに食べ終わったあとはあと片付けなしで帰ることができるので、午後はそのまま南房総の観光を楽しめる。

2025年春「君津の朝めし」開催概要

開催日:2025年4月13日(日)、20日(日)、27日(日)、5月11日(日)、25日(日)、6月1日(日)、8日(日)
受付時間:9時30分(受付後、順次体験)
※雨天・強風の場合は中止
※完全予約制(予約は公式サイトから)

<利用料金>
利用料金は現地払い。人数や子どもの食事量に合わせ、現地で加減してオーダーできる。

・体験セット:2000円/組(最大6人)…席、炊飯道具、うちわ、軍手、食器類、調味料、飲料ほか
・米:400円/合(1合はご飯茶わん2杯分程度)
・卵:300円/人/2個(好きな卵を選択可)

・薪:200円/組(炊飯1回分量、薪割り体験も可能)

4人で参加した場合の目安
体験セット2000円、米1600円/4合、卵1200円/4人分(8個)、薪200円…合計5000円(1250円/人)

<会場>
おらがわ(清和地域拠点複合施設)
所在地:千葉県君津市西粟倉36

<予約申込>
「君津の朝めし」公式サイトの予約ページより

今回のイベントについて、担当者に話を聞いた。

ーー今回のイベントの内容と目的は?
羽釜でご飯を炊くという非日常を体験できるイベントです。2024年春より実施されているもので地域の活性化を目的にしています。今春で1周年。昨年は家族連れを中心に多くの参加者にお越しいただきました。

ーー今回のイベントのイチオシポイントは?
薪(竹)を割る体験、かまどに火を起こし火力調整をする体験、羽釜でご飯を炊きその場で食べる体験、このすべてがイチオシです。石臼でひくきな粉作り体験も大人気です。

ーー今回のイベントのアイデアを実現させるにあたって苦労した点は?
何もないありふれた田舎町に人が呼べるのか、が最初の壁でした。地元高齢者との会話の中からヒントが見つかり、実施にこぎつけました。

「君津の朝めし」は屋外で炊飯するため湿度や気温で炊きあがりに差が出るので、これは今でも苦労しています。

ーー読者へのメッセージは?
参加者のほとんどは羽釜炊きの経験がありませんが、皆さん「おいしい」と言ってくれます。ぜひ羽釜で炊くご飯を食べてみてください。

屋外でできる非日常体験を探しているなら、この機会をお見逃しなく!

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