【ねこ漫画】人間の食べ物を奪おうとする猫!?「うちも狙ってきます」「取り返せなかった…」と被害者の声【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
「うちのニャンコはへその緒も取れないうちに保護してかわいがって育てたのに私の食事を狙ってきます」「肉と魚は油断大敵」「うちの子は産婆さんまでついた完全家猫(享年19歳)だったのに生クリームを私と取り合っていました」「うちの子もケーキを狙ってきましたね。おかげで我が家のデザートはアップルパイやゼリーになりました」。これらの声はすべて被害者である飼い主さんたちによる、悲痛の叫びである。漫画家の久川はる(@hisakawa_haru)さんが『人間の食べ物を奪おうとする猫の話』というタイトルで漫画をアップすると、同じ被害に遭った飼い主たちが我も我もと声を上げてきた。

久川はるさんは、白猫のミコさんと一緒に暮らしている。ミコさんは久川さんに飼われる前まで6年以上も野良生活をしていた元野良猫だった。しかし、野良猫とは思えないほど人懐っこい性格で、飼い猫として迎え入れるとトイレもすぐ覚え、壁や床で爪とぎすることもなく、すぐに久川さんと一緒の布団で寝るなど「家猫」としての順応力が驚くほど高かった。しかし1点、とても困ったことがあったのだという。それが「人間の食べ物をめちゃめちゃ奪おうとする問題」だ。漫画にも描かれているが、毎回食べ物を巡る壮大な攻防戦が繰り広げられていたようだ。

今回のエピソードについて久川さんに話を聞いてみた。
――今はミコさんは人間の食事を奪うことはなくなったようですが、しつけにはどれくらいの日数を要しましたか?
一緒に暮らし始めてから、落ち着くまでにたぶん1年くらいはかかったと思います。正直、いわゆる「しつけ」と言えるようなことはしていなくて、とにかく人間の食べ物は絶対にあげない、ということを徹底しました。今では目の前で焼き鮭を食べていてもお昼寝していてくれるくらいには落ち着きました。
――当初はかなりの死闘を繰り広げていらっしゃったようにお見受けします。一番大変だったエピソード、食べ物は何でしょう?
やっぱりお魚系ですね。家で友人と手巻き寿司パーティーをしたことがあるのですが、刺身を並べた瞬間からが大変で…。
誰かがテーブルに張り付いて見張っていないと、ミコさんがすぐ狙いにくるんです。
食べ終わったあとも魚の匂いが気になるのか、しばらくソワソワして落ち着かない様子でした(笑)。

読者からのコメントで目立ったのが、生クリームを好きな猫が多いこと。「猫=お魚好き」のイメージがあるが、「生クリームは取り合いになった」「ケーキを狙っていた」「シュークリームは目を離すと狙われた」という体験談が続出。人間用の生クリームには糖分が多く含まれているので、猫に与えるのはNGなので気を付けよう。
久川さんが描いた「愛されたがりの白猫ミコさん」は重版出来もしたほど人気のコミックエッセイである。書籍には描き下ろしエピソードやミコさんの写真も多数収録。ファン垂涎の一冊となっているのでぜひチェックしてみて。
取材協力:久川はる(@hisakawa_haru)
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