街開きした「TAKANAWA GATEWAY CITY」周辺を春散歩!散策後は、品プリ宿泊で贅沢ステイを満喫しよう
東京ウォーカー(全国版)
2025年3月27日、「TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)」がついに街開き!未来都市のように洗練された空間が広がる高輪ゲートウェイ駅周辺から、歴史と文化が息づく高輪エリアを抜け、品川駅までの散歩ルートには、老舗和菓子店やユニークな博物館など、心くすぐられるスポットが点在している。今回は高輪~品川までの散策後、旅の締めくくりに「品川プリンスホテル」に宿泊する、ちょっぴり贅沢な1泊2日のショートステイを提案しよう。


TAKANAWA GATEWAY CITYで“時空を旅する”未来体験
かつて江戸の玄関口だった高輪に誕生した「TAKANAWA GATEWAY CITY」は、“100年先の心豊かなくらしのための実験場”をコンセプトに、イノベーションと文化が交差する注目の街作りだ。高輪ゲートウェイ駅に着いたら、南改札すぐの観光案内所でAR体験プログラム「TAKANAWA LINK SCAPE」の案内を入手しよう。

これは、設置された二次元コードを読み取り、街並みにスマホをかざすと、高輪エリアの過去や未来の様子がスマホ画面に登場するというユニークなコンテンツ。なかでも、約150年前に高輪築堤の上を走った機関車が、海上を駆け抜ける様子はなかなか興味深く、まるで時空を旅しているような気分にワクワクが止まらない。

さらに未来を感じたいなら、「未来体験シアター」(~2025年6月28日(土)まで)へ。最新のテクノロジーによる映像と音響で、街の未来像を臨場感たっぷりに体験できる。どちらも無料で楽しめるので、気軽にのぞいてみよう。

昭和天皇も愛した逸品!「松島屋」の豆大福をほおばる幸せ
先進的なTAKANAWA GATEWAY CITYから、今度は昔ながらの雰囲気が残る街並みをのんびり歩くこと約15分。地元で愛され続ける和菓子店「松島屋」に到着。創業は1918年(大正7年)という老舗で、名物の豆大福は“東京三大豆大福”のひとつにも数えられる。その味わいは、昭和天皇もお気に入りだったという。


松島屋の朝は早く、深夜2時から仕込みを始める日もあるという。ふんわり柔らかな皮に、ぎっしり詰まったあんこ。優しい甘さと素朴なおいしさが口の中いっぱいに広がる豆大福は、その日のうちに食べないと硬くなってしまうという、昔ながらの逸品だ。使うもち米は、弾力のある宮城県産みやこがね。皮が薄く、風味豊かな豆は北海道・富良野産。そして餡は、上品な甘みが特徴の十勝産。創業当時から変わらぬ材料と製法で、一つひとつ丁寧に手作りしている。午前中に売り切れることも多いため、早めの訪問がおすすめだ。

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松島屋
住所:東京都港区高輪1-5-25/電話:03-3441-0539/営業時間:9時30分〜15時 /定休日:日曜、月2回月曜/アクセス:都営浅草線泉岳寺駅A3出口より徒歩約5分、JR高輪ゲートウェイ駅より徒歩約10分 ※豆大福は、午前中で売り切れることが多い。店頭および電話で予約可能>
江戸の飛脚から宅配まで!「物流博物館」で“運ぶ”の進化を体感

さらに歩を進めると、日本で唯一の“物流”専門ミュージアム「物流博物館」が現れる。閑静な住宅街にありながら、館内は驚きの連続!江戸時代の飛脚や馬の背で人やモノを運ぶ道具から、明治以降の鉄道貨物、トラック、現代の宅配サービスまで、時代とともに進化してきた「運ぶ工夫」の変遷をわかりやすく紹介している。

なかでも人気なのが、150分の1スケールで再現された巨大ジオラマ。陸・海・空の物流ターミナルの1日が、精巧なミニチュアで再現されており、思わず時間を忘れて見入ってしまうほどの迫力だ。また、飛脚の衣装を着ることができる体験コーナーや、物流の歴史と現在について学べる短編映像、子ども向けの物流体験コーナーもあり、世代を問わずに楽しめるスポットとなっている。

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物流博物館
住所:東京都港区高輪4-7-15/電話:03-3280-1616/営業時間:10時~17時(最終入館16時30分)/休館日:月曜、第4火曜(祝日の場合は開館、翌平日休館)、年末年始 ※展示替え期間の休館あり/料金:高校生以上200円、65歳以上100円、中学生以下無料/交通アクセス:JR・京急品川駅高輪口より徒歩約7分/公式サイト:
https://www.lmuse.or.jp/
※団体予約で、平日のみ職員による案内も可能(要問い合わせ)>
エンタメも癒やしもグルメも!「FUN!」が詰まった品川プリンスホテルで贅沢ステイ
高輪の住宅街を抜けて坂を下ると、目の前に現れる「品川プリンスホテル」が今回の宿泊先。品川駅から徒歩約2分というアクセス抜群の立地に、エンタメ・グルメ・癒やしがぎゅっと詰まった都市型リゾートだ。

混雑するフロントをわき目に、セルフチェックイン機でスムーズに手続きを済ませたら本日の客室へ。4つある宿泊棟の総客室数は、なんと3521室!東京タワーや富士山、羽田空港など、部屋によって異なる眺めを楽しめるので、予約時にぜひリクエストしてみよう。

まず訪れたのが、新たなスタイルで楽しめると話題のアネックスタワー ロビー。ホテルというよりアートギャラリーのようなおしゃれな空間で、電源付きのデスクやソファのあるコワーキングスペース、ライブラリー、カフェなど、設備も充実している。お茶を飲みながらくつろいだり、ちょっと仕事を片付けたり、思い思いのスタイルで過ごせそうだ。

敷地内には水族館やゴルフシミュレーション、映画館、ボウリングセンター、ライブホールなど充実の施設が勢ぞろい。朝食ビュッフェやレストランも豊富で、1日中ホテルで過ごしても飽きない魅力が詰まっている。
「マクセル アクアパーク品川」で、光と音に包まれる幻想体験
ホテルに隣接する「マクセル アクアパーク品川」は、“音・光・映像”と“海の生き物たち”が融合するエンタメ型水族館。館内に足を踏み入れた瞬間、幻想の海の世界が広がる。昼と夜で雰囲気がガラリと変わる演出や、季節ごとのデジタルアートとのコラボも話題で、何度訪れても新しい発見がありそうだ。

人気は、360度囲まれた円形スタジアムでのドルフィンパフォーマンス。水・光・音楽が一体となったショーは、まさに圧巻。夜にはプロジェクションマッピング演出も加わり、幻想的なナイトパフォーマンスに進化する。

また、クラゲたちがゆらゆらと漂う「ジェリーフィッシュランブル」や、インスタ映え必至の「ワンダーチューブ」など、五感を刺激する展示も満載。イルカとのタッチやカピバラへのエサやり体験など、海の生き物たちと触れ合えるイベントもぜひチェックを(有料、要事前申し込み)。
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マクセル アクアパーク品川
電話:03-5421-1111/営業時間:10時~20時(最終入場19時)、5月3日(祝)~6日(振休)は、9時~21時(最終入場20時) ※季節により変動あり/休館日:なし/料金:大人2500円、小・中学生1300円、幼児(4才以上)800円 ※5月3日(祝)~6日(振休)は、大人3000円>
手ぶらでOK!「SEIBU FAST SPORTS FIELD 品川ゴルフ」で爽快プレイ
夕食前にひと汗かこうと立ち寄ったのは、メインタワー10階の「SEIBU FAST SPORTS FIELD 品川ゴルフ」。本格スイングが楽しめるシミュレーションゴルフ施設ながら、入会金不要で気軽にプレイできるのが魅力。使用するのは、世界中の名門コースをリアルに再現した高精度シミュレーター。スイングのスピードや角度、弾道まで即座に分析されるため、初心者から上級者まで満足できる。

シューズやクラブのレンタルも充実しているので、手ぶらでふらっと立ち寄れるのもうれしいポイント。ビール(1100円)やグラスワイン(750円)など、ドリンク片手にプレイできるのもホテル内ならでは。自分のペースでじっくり練習するもよし、仲間同士でスコアを競いながらワイワイ盛り上がるもよし。上質な空間で、本格ゴルフ体験を満喫しよう。

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SEIBU FAST SPORTS FIELD 品川ゴルフ
電話:070-1220-3089(平日10時~18時)/営業時間:10時~22時(最終受付21時)/料金:1打席(50分)10時〜18時5000円~(土日祝6000円~)、18時以降9000円~、/定休日:なし>
和と洋の料理人が腕を振るう!「和ビストロ いちょう坂」
すっかりお腹が空いてきたところで、夕食はアネックスタワー1階の「和ビストロ いちょう坂」へ。和食とビストロが融合したカジュアルダイニングは、落ち着いた雰囲気ながら気取らず楽しめ、価格もリーズナブル。

ユニークなのは、注文を待つ間、キッチンカウンターに並ぶおばんざいをセルフで選べること。皿によって380円、480円、580円と3種があり、和洋の料理人が手がけた多彩な小皿料理が並ぶ。ちょっと一杯というときには、生ビール(650円)などのドリンクとこれらのおばんざいだけでも十分満足できそう。


「素材本来のおいしさを楽しんでほしい」という思いから、料理は極力余計な手を加えず、シンプルな調理法で提供。6月30日(月)まで開催中の「NIPPONうまいものフェア」では、全国の旬食材を使った逸品が登場。北は北海道から南は九州まで、日本各地の“美味”をカジュアルに楽しむことができる。

また、ぜひ味わいたいのがテーブルで炊き上げる「鯛めし とろ火炊き」。限定メニューから定番化された人気の一品で、まずは炊き立てをそのまま、二膳目は香り豊かなお出汁をかけていただくと、また違った味わいに。どの料理も気軽なのに本格的。“ほっ”とする優しいおいしさに、心まで満たされたひとときとなった。


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和ビストロいちょう坂
電話:03-5421-1114(レストラン総合予約、受付10時~18時)/営業時間:ランチ(ブッフェ)11時30分~15時30分(LO15時)、ディナー(月〜土)17時~23時(LO FOOD22時、DRINK22時30分)、日・祝17時〜22時(LO21時)/定休日:なし>
歴史と最先端が交差するTAKANAWA GATEWAY CITY周辺は、歩くだけで発見と感動に出合える、まさに“まちミュージアム”。江戸の面影に触れたり、未来の都市空間を体感したり、老舗の味に舌鼓を打ったり…。そして夜はホテルで非日常のときを満喫する。この春は、都会の喧騒から少しだけ離れて、新旧が融合する高輪~品川エリアで、1泊2日のショートトリップを楽しんでみては?
取材・文=宝田真由美
撮影=水島彩恵
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