女子高生の“新基準”採用！「小梅ちゃん」とのコラボ梅干し21社から発売

人気キャンディー「小梅」(ロッテ)のレトロ感たっぷりのキャラクター“小梅ちゃん”。そんな“小梅ちゃん”とコラボした本格派梅干しが21社から2月9日同時発売となった。しかも、この梅干し、「小梅くらぶ」という女子高生の集団が作った“新基準”を採用し、業界初、21社統一基準を設けたというのだ。

気になる“新基準”とは、「甘さ」「すっぱさ」の5段階評価。たとえば岩本食品の「はちみつ梅」(120g・550円)は「甘さ：5 すっぱさ：1」。鈴梅の「紀州南高梅 昔ながらのしそ漬け」(90g・398円)は、「甘さ：1 すっぱさ：5」という基準で、分かりやすいように全パッケージにグラフで表示されている。

実はこの基準、作ったのは「小梅くらぶ」という女子高生の集団。「好きな味の梅干しがあっても、他の梅干しと見分けがつかない」「塩分だけ書かれても味が分からない」という意見を踏まえ、女子高生たちが21社の梅干しを試食。甘さやすっぱさを、イラストを使い分かりやすく表示したのだ。

「梅干しの市場は2002年をピークに縮小しているのが現状です。加えて、20代以下の購入数量が、それ以上の年代と比べて低く、若年層をどう取り込むかが今後の課題になっているんです」と話すのは「みなべ町役場 うめ課」のスタッフ。女子高生へのマーケティングに強いロッテと協力することで、今回のコラボが誕生したという。

試しに記者も「甘さ：4 すっぱさ：3」という河本食品の「恋しい梅干」を食べてみたのだが、まず口いっぱいに甘さが広がり、徐々に梅本来の酸っぱさがじんわり広がってくるという感じで、この新基準は意外に(？)信ぴょう性が高そうだ。

「小梅ちゃん」のキャラクターもかわいい“新基準・梅干し”。価格は90gで398円〜、150gで598円〜で、スーパーや通販で購入可能。自分の食べたい梅干しをスーパーや通販ですぐに見つけることのできる便利さや見た目のユニークさが、若い世代の女性にどう受け入れられていくか、今後の展開が楽しみだ。ちなみに、「小梅ちゃん」とコラボした21社の梅干しは以下の通り。あなたは、どの梅干しが気になる？　【東京ウォーカー】

■みなべ町×紀州みなべ梅干協同組合×ロッテ「小梅ちゃん梅干し」商品

1「甘酸っぱい初恋/東農園」(甘さ4、すっぱさ3)　2「はちみつ梅/岩本食品」(甘さ5、すっぱさ1)　3「南高梅/ウメタ」(甘さ3.5、すっぱさ3)　4「梅優々/井上梅干食品」(甘さ3、すっぱさ3.5)　5「紀州南高梅 昔ながらのしそ漬け/鈴梅」(甘さ1、すっぱさ5)　6「紀州みなべの南高梅はちみつ/永岡食品」(甘さ3、すっぱさ2.5)　7「紀州産はちみつ味南高梅/梅のひさぎ」(甘さ4.5、すっぱさ2)　8「紀州南高梅(小梅ちゃん)/トノハタ」(甘さ2.5、すっぱさ1.5)　9「紀州南高梅/南紀梅干」(甘さ4、すっぱさ2)　10「紀州南高梅 梅と恋をした/小山農園」(甘さ4、すっぱさ3.5)　11「紀州南高梅はちみつ/マルリョウナガオカ」(甘さ2、すっぱさ4)　12「小さな恋の萌し/横山食品」(甘さ1.5、すっぱさ4)　13「紀州南高梅 はちみつ/イクタ食品」(甘さ4、すっぱさ2.5)　14「とまと梅/みなべいなみ農協」(甘さ4、すっぱさ2)　15「初恋の梅/マルヤマ食品」(甘さ3、すっぱさ2)　16「紀州南高梅はちみつ/紀州綜合食品」(甘さ2.5、すっぱさ3.5)　17「紀州南高梅 永遠/紀州本庄うめよし」(甘さ2、すっぱさ4)　18「恋しい梅干/河本食品」(甘さ4、すっぱさ3)　19「はちみつ梅干/井口食品工業」(甘さ2.5、すっぱさ4)　20「はちみつ南高梅/梅樹園」(甘さ2、すっぱさ3.5)　21「紀州南高梅まろやか味/紀州ほそ川」(甘さ2.5、すっぱさ3.5)