家出少年がたどり着いた先は位置情報アプリにない「家」。リアルで怖いモキュメンタリー漫画が話題【作者インタビュー】

東京ウォーカー(全国版)

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緩やかなホラー感とゾワッとした読後感で人気の、原作・梨( @pear0001sub )さん、漫画・景山五月( @unyamho )さんがダッグを組んだ「コワい話は≠くだけで。」を紹介する。ドバドバ血をみせるシーンや恐怖で気が狂うようなシーンはなく、淡々と語られる実話風モキュメンタリー漫画がリアルで怖いと人気を集めている。

位置情報アプリにテレビ電話。日常に起こりそうな現代的な怪談を描く

【漫画】空き地にある、その「家」は…?画像提供:(C)原作 梨・漫画 景山五月

第3話 閑静(2)画像提供:「コワい話は≠くだけで。」(C)原作 梨・漫画 景山五月

第3話 閑静(3)画像提供:「コワい話は≠くだけで。」(C)原作 梨・漫画 景山五月

家出癖のある友人・翔也が「泊めてくれる家にいる」と言った場所は、位置情報アプリでは空き地を示していた。テレビ電話越しに泊まる家を見せてもらうと、布団の敷かれた和室があり、さらに奥の仏壇には翔也の遺影が置かれていた。

本作「コワい話は≠くだけで。」は、ホラー作家の梨さんが原作を、漫画家の景山五月さんが漫画を描いており、日常のすぐそばにある闇や恐怖を実話風に描くモキュメンタリー漫画だ。「実録漫画は描いたことがないです」と打ち明ける景山さん。実録漫画と創作漫画を描くときの違いについて「『実録っぽさ』を出すためということであれば、エッセイ漫画の作家さんが描いた作品は読んで参考にしています」と話す。

読者から「軽い気持ちで読んだら、怖かった」「眠れなくなった」などの声が届く本作。景山さんに、ホラー漫画を描くうえで、気をつけていることを聞くと「テンポ感やコマの構成など、演出にはかなり気を配っています。あとは怖いシーンの絵も、読者の皆さんにちゃんと嫌な気持ちになってもらいたいなと思って描いています」と教えてくれた。

ほかにも、霊的な力がある兄妹を描いた創作漫画「早く帰ってきて」などの作品を描いている景山さん。続編を期待する声もあるなか「これからも漫画をいろいろ描きたいと思っていますので、楽しんでいただければ幸いです」と読者にメッセージを寄せた。スマホで位置情報を確認できたり、テレビ電話で無事を確認できたりと、私たちの日常にリアルに起こりそうな怪談が集まった本作。ぜひ読んでみてほしい。

取材協力:景山五月(@unyamho)

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