「ブラックサンダー」史上初の工場見学施設が愛知県豊橋市に誕生!大人気菓子の魅力が詰まった有楽製菓の工場見学を体験してきた
東京ウォーカー(全国版)
子どものころに社会科見学や遠足などで訪れた工場見学。普段なにげなく手に取る商品がどんな工程を経て完成するのか。その裏側をじっくり見られる体験は、大人になってもワクワクした気持ちと知的好奇心を満たしてくれる、楽しいイベントだ。
今回は、2025年5月27日にオープンしたばかりの話題の新スポットで、ブラックサンダーの製造工程などが見られる工場見学施設「ブラックサンダー ワクザクファクトリー」へ。メディア向け発表会参加時に体感した、施設の見どころや体験できることなど、その魅力をたっぷりと紹介する。


ブラックサンダーとは?
有楽製菓が製造するザクザク食感のチョコバー。1994年の発売以来、多くの人に愛され続けて2024年9月には発売30周年を迎えている。フレーバーも豊富で、定番商品のほか、白いブラックサンダー、京都ブラックサンダーといった地域限定品も。このほか、新しいココアクッキーを配合するなどザクザク感をさらに進化させ、30周年の節目に誕生させたリニューアル版、地元とのコラボ商品なども販売。チョコバー自体のおいしさはもちろん、この幅広い商品展開などが功を奏し、全国にファンを持つ人気菓子だ。

工場見学については、かねてより多くのファンから見学希望の要望を受けていた同社。「ブラックサンダーの魅力をより多くの人に知ってもらい、ワクワクする体験を届けたい」との思いもあり、2024年、30周年記念プロジェクトの1つとして、工場見学施設の設置を計画。豊橋夢工場(愛知県豊橋市)の増設に合わせ、満を持しての誕生となった。
見学開始! 巨大なブラックサンダーがお出迎え!
施設に入館して最初に目に飛び込んでくるのが、
巨大なモニュメント・スーパーブラックサンダー
。通常のブラックサンダーの約300倍のサイズを誇る「ブラックサンダー ワクザクファクトリー」のシンボル的存在で、記念撮影のスポットでもある。プレーンビスケットやココアクッキーをくり抜いた穴の中から顔をのぞかせれば、ブラックサンダーの一部になったようなユニークな写真も撮影可能だ。



「ブラックサンダーになれる?!」没入型シアター体験
先ほどの「スーパーブラックサンダー」は、工場見学の入口も兼ねていて、中に入るとチケットのQRコード確認端末が。そこで予約時にメールで届く二次元コードを読み込んで、さらに扉をくぐると…壁面や床に投影される
プロジェクションマッピング・ワクザクシアター
が登場。映像は約2分間、クッキーが砕かれたり、チョココーティングされたりと、ブラックサンダー目線で映像が進んでいくが、疾走感のあふれる内容で見ていて楽しい。このあと実際の製造過程を見学できる、そのワクワク感に拍車をかけるような演出で、自然と期待度もアップ! 写真撮影はOKだが、動画撮影のWEBアップなどはネタバレにもなるなど、公開は不可なので注意しよう。


全長約71.5メートルの見学通路
いよいよ製造ラインの見学に。全長約71.5メートルの見学通路を通りながら、製造工程を間近で観察できる。通路沿いに設置された9カ所の見学窓からは、生地の混合、成形、チョコレートのコーティング、包装までの流れをじっくりと見ることができるのが特徴。区画ごとに映像による詳しい説明もあるので、なんの工程なのかわかりやすい。この製造ラインでは、1日に約70万個のブラックサンダーが製造されるそうで、次から次に作られていく工程は見ていて壮観!通路の突き当りまで行ったら折り返して帰路となるのだが、反対側の壁にはブラックサンダーの歴史や商品のこだわりなどについてのパネル紹介も。戻る際も飽きさせない工夫が感じられる。
今回は取材のために特別ということで製造ラインの撮影をさせてもらったが、このラインを撮影するのは通常は禁止なので注意が必要。壁のイラストや説明動画など、製造ラインさえ撮影しなければ撮影することはOK。記念撮影も想定しているというさまざまなブラックサンダーのイラスト前では、ぜひともそれらをバックに撮影してほしい。







見学通路にはもう一つのアクティビティも!
見学通路に設置されたスタンプを集める
ワクザクスタンプラリー
も同時に楽しめる。入口で配布されているパンフレットに、全6カ所点在する台でそれぞれのスタンプを押していくと、1つの絵が完成する仕組み。完成後の図柄は工場見学に来てからのお楽しみ!工場見学の思い出を形に残せるのもうれしいアクティビティだ。

好評だった直営店がパワーアップ!
見学を終えて、エントランスに戻ったあとは、リニューアルした
工場直営店・ワクザクSHOP
でお待ちかねのショッピングタイム。地域限定のブラックサンダーなどの菓子類を販売するほか、文具などのグッズ、Tシャツやスカジャンといったアパレル、コラボ商品のスタウトビールなど、ここでしか手に入らないオリジナルアイテムがそろう。






さらにお楽しみ企画として、
ブラックサンダー ワクザク詰め放題(1100円)
もリニューアル。3分間、袋に好きなだけブラックサンダーを詰め込むことができるこの詰め放題は、以前の直営店でも大人気だったアクティビティ。袋からはみ出して積み上げてもOKで、制限時間経過後に袋を持ち上げて5秒間落ちなければ、すべて持ち帰れるという太っ腹さも人気の理由の一つだ。


ライターもこの機会に挑戦してみたが、なんと52個も持ち帰ることができた。スタッフさんに聞いてみると「50個以上はすごい、大収穫」とのことで大満足な結果に。26個以上でモトは取れる計算だが、だいたい40個くらいはゲットできるそう。挑戦すれば訪れた記念になること間違いなしなうえ、戦利品をお土産にすることもできると、いいことづくめなので、訪れたらぜひとも挑戦してみよう。ブラックサンダー ワクザク詰め放題は10時からレジにてチケットが販売され、10時10分より30分に1回実施。各回定員12名、大人気のイベントなので、来館したらまず確認したほうがよさそうだ。


【工場見学番外編!?】菓子が豊橋市の公式アンバ“サンダー”に!
取材日当日は、「ブラックサンダー ワクザクファクトリー」の開業記念として行われたレセプションの日であり、代表取締役社長・河合辰信さんがご挨拶。新工場での生産性は既存の1.7倍になり、年間出荷は300億円を目指すという目標や、「ブラックサンダー」に対する思いなどが語られた。
最後に、「ブラックサンダー」が豊橋市の公式アンバサンダー(公式アンバサダー)に就任したことを表彰。市が菓子単体を任命する初の事例で、菓子そのものが公式アンバサダーに選ばれること自体も全国レベルで珍しいケースだそう。ブラックサンダー自体にタスキがかけられた姿もユニークで、和やかな雰囲気。表彰式は就任を祝した拍手の中、幕を閉じた。
今後は、地元の祭りや観光キャンペーンなどでブラックサンダーを活用した企画の実施や、豊橋市の特産品とタッグを組んだブラックサンダーの限定コラボ商品販売など、多彩に展開予定とのことでこちらも楽しみ!


「ブラックサンダー ワクザクファクトリー」の見学は完全予約制(直営店は予約なしで来店可能)。事前に公式サイトにて予約方法を要確認!また、日により通路の見学はできるが製造ラインが稼働してない場合も。ライン稼働が見たい人は必ず予約時に確認しよう。
今回紹介した工場見学での製造工程や歴史、こだわりを間近で感じることで、ブラックサンダーの存在が特別に思え、チョコバーの奥深さを再発見できる、貴重な体験ができた。大人だからこそ楽しめるポイントも盛りだくさんだった本施設。週末や休日のおでかけ先の候補として、工場見学も候補に入れてみてはいかが?
取材・文=内藤 恵
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