「救急車が呼べるのは人間だけ」愛猫の死を機に“救急救命獣医師”を目指した熱い獣医の物語【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
「俺の目の前で命の火は消させない」。この物語は、熱い想いを胸に抱き、獣医の仕事に従事している男性が主人公である。主人公が目指しているのはただの獣医ではなく、「ER vet」。「ER」とは「Emergency Room=救急室」で、「vet」は「veterinarian=獣医」、つまり“救急救命獣医師”を志し、日夜動物たちの命と向き合っている熱き獣医師の物語である。

主人公の鹿島が「ER vet」を志したきっかけには、過去のつらい思い出があった。20年前の夏、「お父さん、救急車に電話してよ!」とまだ幼かった鹿島は懇願していた。生まれたときから一緒の愛猫が苦しそうに息をしている。しかし盆休み中でどの動物病院とも連絡が取れない。父親は「救急車が呼べるのは人間だけなんだ」と諭し、愛猫はそのまま息を引き取った…。その日から鹿島は獣医を目指すようになった。

本作『ER vet』を描いたのは、「ジャンプルーキー!」にオリジナル漫画を掲載している夏野ばな菜(@NatsunoBanana)さんである。夏野ばな菜さんに本作について話を聞いてみた。
――魅力たっぷりの熱い主人公ですね!
人間の病院と違い、土日祝日が休み、夜間診療はしない、という動物病院がほとんどのなか、緊急を要す「命の危機に直面した動物たち」を救いたい、と情熱を燃やすそんな頑張り屋さんの主人公です。
――続編の予定は?
完結の読み切り作品となります。続きは…描きたいのですが、今のところ余裕がないので「なし」と答えておきます。
――現在、夏野さんは連載を精力的に更新されていますよね。SNSや「ジャンプルーキー!」に連載されている作品について教えてください。
リーマンラブコメディ漫画の『SSS』を描いています。楽しい職場と愉快なサラリーマンたちが繰り広げるラブコメディ『SS』の続編にあたります。現在は登場人物たちが結婚し、家族が増え…そんなにぎやかな日常を描いていますので、よければ一度読んでみてくださいね。

夏野ばな菜さんは現在「ジャンプルーキー!」にて『SSS』を連載している漫画家だが、企業漫画や子ども向け学習図鑑の挿絵などの仕事を受けており、「新規のお仕事も募集中です!」とのこと。本作を読んで夏野ばな菜さんの作品が気に入った人はぜひ他の作品も読んでみて。
取材協力:夏野ばな菜(@NatsunoBanana)
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