【米がない、金もない】DV、借金、虐待…静かに崩壊する社会→生きるために「夜逃げ」する人たちの実態【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

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1-1画像提供:宮野シンイチさん

近年、DVや虐待、借金、地域トラブルなどに苦しむ人々が、「夜逃げ」を選択するケースが増えているという。社会のひずみや孤立が凝縮された“夜逃げ”という行為をテーマに描かれた漫画『夜逃げ屋日記』がSNSを中心に人気だ。

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1-3画像提供:宮野シンイチさん

1-4画像提供:宮野シンイチさん


→【漫画】本編をイッキ読み

作品を手掛けるのは、漫画家・宮野シンイチさん(@Chameleon_0219)。同作は、「夜逃げ屋」の実態を“ほぼ実話”ベースで描いた連作漫画。2022年にX(旧Twitter)で公開された第1話から反響が大きく、現在もフォロワーからの支持を集め続けている。

制作のきっかけについて、宮野さんは「夜逃げ屋日記の1日目を読んでもらえればわかる」と語る。作品内には漫画ならではの演出もあり、「警察官が登場する場面では、実際はスーツ姿の刑事だったが、読者に伝わりやすくするために制服姿に変更した」と、創作とのバランスを意識している点も明かしてくれた。

夜逃げ屋と聞いて思い浮かべるのは借金から逃れる人々だが、近年はDVやストーカーなど、命に関わる危険から逃れるための依頼も多いという。「時代が変わったなと感じました」と、宮野さんは話す。

また、実際に夜逃げ屋のスタッフと関わった際の印象については「裏稼業=怖いというイメージがあったけれど、みなさん本当に優しくて安心感がありました。そうでなければ依頼者も相談できないですよね」と語り、そのギャップに驚いたことも印象に残っているという。

漫画に込めた想いについては、「うまくいかなかった連載活動を経て、自分で描いた漫画を投稿しはじめました。読んでくださる方々のコメントや応援が、本当に励みになっています」と、フォロワーへの感謝を語った。

夜逃げの背景にあるのは、決して“特別な人”ではない誰かの現実。宮野さんの描く『夜逃げ屋日記』は、そんな現代社会の縮図をユーモアとリアリティで照らし出している。

→【漫画】本編をイッキ読み

取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)

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