人に嫌われないように「笑顔だけは…」と仮面をかぶり続けて自分を見失った…漫画「表情(かお)のない人」が話題【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

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「せめて愛想よく」と偽りの仮面をつけていたが限界…画像提供:森本淳士(@ihsuta3)

社会人になって、体裁を取り繕うことを覚えた。結果、明るく笑顔で振る舞っていれば、会社でのイメージはよかった。しかし、その反動で本当の自分がわからなくなってしまった、森本淳士さん ( @ihsuta3 )の「表情(かお)のない人」をお届けしよう。

読者からは「心に抱えていたことを漫画にしてくれた」などの声が寄せられた

表情(かお)のない人 2画像提供:森本淳士(@ihsuta3)

表情(かお)のない人3画像提供:森本淳士(@ihsuta3)

表情(かお)のない人4画像提供:森本淳士(@ihsuta3)

数カ月にわたるスランプで絵も漫画も描けず、以前から抱えていたうつ病も悪化したことで、仕事を辞めて実家に戻ることを余儀なくされたという作者の森本淳士さん。そんな苦しい状況のなか、10年来の友人の存在が少し回復するきっかけとなり、「頭の中にあるものをすべて吐き出そう」という思いから本作「表情(かお)のない人」を描き始めたと明かす。当初は、吐き出すことを目的に描いたため、 SNSに公開する予定はなかったそうだ。

また、作品の設定について、森本さんは特別なこだわりがあったわけではないとしながらも、「人間悩みの種は違えど、仮面を被って、自分を偽って生きていくことはたくさんあると思っています。それは『こうしよう!』って思ったからすぐに解決するものでもない」と話す。他人には些細に見えることでも、本人にとっては命に関わるほど辛い場合もある一方で、「意外と些細なきっかけで心の重りを軽くしてあげることもできる」とも感じており、「表情(かお)のない人」では主人公のやっちゃんにとってのそうした瞬間を描ければという思いが込められているという。

最後に、森本さんは「どうかこの漫画に共感していただける全員が『自分を追いつめすぎず、幸せに生きられますように…』と思っています。この漫画で救われた人が一人でもいるのであれば、自分も報われます」と、生きづらさを抱えるすべての人々に向けて、優しく力強いエールを送ってくれた。

取材協力:森本淳士 (@ihsuta3)

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