「友達と群れる意味がわからない」pixiv人気作がリニューアルして再登場！不器用な2人の成長物語【作者に聞く】

クラスメイトに買い出しを頼まれている「ちなし」。本人は友達だと言うが、端から見たらただのパシリだ。高校生になって、友達との付き合い方に悩む、白瀬ちなし。群れることが嫌いな、上土師匠人(かみはじ たくと)の姿を見て彼を「師匠」と慕い、人間関係を学ぼうとする。pixivで人気の『ちなしと師匠』がリニューアルを加えて書籍化。今回は、作者のFukii( @fuki_ii )さんに話を伺った。

他人を信用しない匠人と一途でまっすぐなちなし、正反対の2人がお互いにどう変化していくのか

独りを好み群れを嫌う上土師匠人(かみはじ たくと)は、周囲に流されず自分の信念を貫いていた。そんな彼を「師匠」と慕う白瀬ちなしは、高校生になり友達との距離感に悩み、匠人の学校生活から学ぼうとする。最初は鬱陶しく思っていた匠人も、まっすぐなちなしの姿に次第に心を動かされていく。2人の掛け合いにどんどん引き込まれていく本作の見どころを作者のFukiさんに聞いた。

本作では、キャラクターたちの掘り下げや説明不足な部分を補完して、絵はかなり加筆し、pixiv版と大きく異なる点が見どころ。同級生以上友達未満のような距離感から、友達以上恋人未満のように少しずつ進んでいく展開については、「恋愛とも友情ともハッキリ言えないような関係が好きです。言葉で表しづらい絶妙な関係性を漫画で描きたいと思っています。もちろん読者の方が、これは恋愛の物語だと感じれば恋愛だし友情と思えば友情の物語です。自由に解釈して頂けると嬉しいです」と読者へのメッセージを語った。

pixivでは2人の関係性が絶妙なところで終わっていたが「今回収録している中では、残念ながらpixiv版と同じ展開で終わっていますね。あまり無責任なことは言えませんが、趣味でイベントの話の続きを描きたいなと思っています。特にクリスマスのエピソードで『来年は一緒にクリスマスパーティーをしよう』と約束していたので、そこら辺のエピソードを描きたいです！」と意欲を聞かせてくれた。

不器用な2人がどう成長していくかを追いかけながら、ぜひ、一読して欲しい。

取材協力：Fuki(@fuki_ii)

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